ディープラーニングにゲームやらせる話続き

d:id:naoya2k:20150430 で書いてた話なんだけど、やっぱり、人間がさんざん攻略しつくしたビデオゲームディープラーニングでちょっと頑張ればもっと凄い攻略法が! みたいなのはいまのところ少し夢物語っぽく思えちゃうな。


具体的にはグラディウスIIIについて考えていたわけだが、当時1万台が1日3時間くらい遊ばれていたとして1年で延べ1000万時間以上プレイされてるわけで、もちろんそれはグラIIで鍛えられた連中がメインだったわけで、ディープラーニング側としてもそれに匹敵する学習結果を得るためにはそれなりの鍛錬が必要なはず。グラディウスIIIを本物ベースであれば、基板100枚程度をあてがった程度では絶対に当時のゲーマー達の並列度に勝てそうな気がしない。本物ベースじゃなくてエミュレータを使って加速試験をやるというなら、それは少しチートの匂いがしてくる。


いや「そういうことを言ってるんじゃないんだ」ってことはわかってるんだけど。ゲームみたいに簡単に攻略法を伝えることができないような、運転みたいな作業なら複数の学習結果をn増しできるコンピュータがそりゃ有利な感じだし。でも「人工知能は人間より上手くゲームができるんです」みたいに言われれるとグラディウスIIIの基板1枚買ってやらせておけば1年後には超スーパープレイヤーに!! みたいなことができるのかと思うわけじゃないですか。でもそういう方向よりも、これまでのいろんなゲームの学習成果によって、新しいゲームでも最初っからそこそこ上手い、みたいな奴のほうが実現性高い気がするな。