科学博物館に行った話

上野の国立科学博物館に行った。少し前からまた行ってみたいと思いつつ地球館がリニューアルのために閉鎖されていたりしてなかなか行けなかった。午後からだったので特別展はスルーして常設展だけにした。


とりあえず日本館をスルーして地球館に向かおうと思ったが、日本館地下にシアター36○というのがあり、25分待ち程度で見れるとのことで並んでみた。
後で調べたら2006年から存在する施設らしかったがこれまで2回ほど来たときは並ぶのがイヤでスルーしてしまっていたのか、見るのは今回が初めて。巨大なドーム状の建造物の内側に入り、全周に複数のプロジェクタで映された映像を見るという、結構ありがちっぽいモノなのだけど、実際に体験してみると、板みたいなものが横から拡大表示されてくる映像のところで実際にぶつかりそうに感じたり、全周が回転したりするような映像が映ると、地面が動いていないのに動いているように錯覚したりと、見る前に想像していたより面白いものだった。よかった。


あとはリニューアルした地球館北側ゾーンなんだけど、見せ方がいまいち…なんていうか、子供にはあまり魅力的に映らなかった感じ。たとえば1Fの地球史ナビゲータってところでプロジェクタででかでかと表示されている映像はおしゃれっぽいのだけど、いまいち説明がなさすぎてつらい。また2Fにはコンピュータの基板が貼り付けられたボードがあったんだけど、特にその基板たちに対してなんらの説明もなく、しかもその部分を照らすライトが明滅を繰り返していて(10秒のうち2〜3秒くらいしかまともに基板を見ることができない)基板自体を見る人を拒んでいる感じだった(TK-80とPC-8001PC-8801に混じって地球シミュレータの基板などがあったんで時代による変遷などもうまく見せてくれていれば感じ取ることができたと思うんだけど、まったくその気はないようだった)。(テルミンのように)手を近づけたり離したりすると音程が変わるようなものも置いてあったが、説明がなんにもないのでインスタレーションにしかなってなかったりした。


でもまあこんなもんか。混雑もしてたしちゃんと落ち着いて見ることができていないからかもしれない。そうこうしているうちに子供が飽きて来て3Fとかは見ずに撤退することになった。国立科学博物館、規模が大きくてすごいと思うけど、どうも生物と物理化学とで気合の入り方が生物のほうに偏ってる気がするんだよなあ。