失敗は確率的に起こることが多いしそういう現象に対して僕らにできるのはその確率を下げることだけ

例えば元夫が約束を忘れたとする。私は「なんで忘れたの?」と聞く。元夫は「ごめん」と言う。「謝ってじゃなくて、なんで忘れたのか聞いてる」「忘れてたから」「それは分かってる。なんで忘れたの?」「分からない」「自分がやったことなのに?」「本当に分からない」「じゃあまたやるってこと?」みたいな話を何時間もしてた。

離婚してから自分が性格悪いことに気づいた

そんなんダメに決まってるだろう。


忘れるとか、ミスしたとか、事故とかの現象は確率的に発生するものだからだ。どこまでそれをカバーできるように対策するかは、コストとの兼ね合いがある。
だいたい「ここまでやって忘れたら仕方ないよね」みたいなラインがある。もしくは「忘れても大したことがないからまあ対策も適当でいいや」みたいな。


そして、この増田のような言い争いになる関係性の場合、まずこの増田のほうは失敗が確率的に発生する事象じゃなくて決定論的に発生するものだと無意識に考えていて、かつそこを譲る気がなさそう。一方で元夫のほうは確率的に発生するに決まってると思っているしそれを説明するともっと怒られるから明白だから説明したくない。忘れない確率90%を99%にする対策をやってて、それでも1%漏れたときにこのような事態になる。自分だったらそれを99.9%にするような対策はしたくない上に、それを説明してもどうせ「残りの0.1%はどう予防するのか」などというクソ意味のない流れになりそうで、しかもそこで考えるのをやめたらより相手の怒りが高まりそう。そんなのだったら最初からスルーして相手の怒りが収まるのを待つほうがいい。

一度、向こうから「いちいち確認されるのしんどい」と言われた。
私は「確認されるようなことをしなければいいんじゃない?」と言った。

僕も過去にそのようなことを言われたことがあった。一晩考えて「わかった。別れよう」ってなった。それが、相手が「いいんじゃない?」と言ったことを、僕が最も確実に実行できる選択肢だった。


僕の妻はちゃんと失敗も成功も確率的に起こることだと理解してくれてそうだし、相手が互いに十分に賢いしこちらをそこそこ尊重してくれているということも理解している(と思うので)、改善すべきことをどうやって改善するかについては相手がリーズナブルにできる範囲のことはやってくれていると思っており、そういう場合には、相手にだけ発生しがちな失敗についてなぜを問いただすことにあまり意味はない。もし自分にも発生しうる失敗であれば、相手がどう考えてどう対処しようとしているかは自分にも役に立つ可能性があるので共有してほしい。

髪の毛が絡まりにくい掃除機の特許について

夏に帰省したときに
「スティック型掃除機を持っているが15年前に7000円で買った安物なのでちょっと新しいのを買おうかどうか迷っている」
というような話をしたところ、
姉が
「掃除機のノズルのローラー部分に長い髪の毛が絡まりがちでとても不愉快」
というような話をしていた。
自分も職場の掃除のときに掃除機のノズルに絡まった糸屑や髪の毛の除去に苦労した記憶があるので納得であった。


さて、半月ほど経って掃除機を買おうと思って家電量販店に行ってみると、スティック型掃除機についている値札は3万円から8万円と、適当に選んで衝動買いができる雰囲気ではなくなっていた。
畢竟、スペックと価格の慎重な比較が必要になってしまう。そんなわけでいろんな掃除機を見ることになったわけだが、そんな中で「髪の毛がからまらない特許技術」というのが売り文句になっているパナソニックの掃除機があった。
MC-NS100Kというのがその機種で、下記の動画で説明されている。
www.youtube.com

特許を調べると下記のものが見つかった

  • 特開2023-030877 / 特願2021-136260
  • 掃除機用の吸込ノズル及び吸込ノズルを備えた掃除機
  • パナソニックIPマネジメント株式会社
  • 特許 有効

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2023-030877/11/ja

特開2023-030877の代表図面

巻き付いた髪の毛を吸い取る仕組みの解説としては

掻取ローラ141,142が床面上の塵埃を掻き取っているとき、図8に示すように、長い塵埃(たとえば、毛髪)が掻取ローラ141,142に巻き付くことがある。掻取ローラ141,142は、先端に向けて細くなるテーパ形状を有しているので、長い塵埃の巻き付き力の分力は、掻取ローラ141,142の先端側に向きやすい。したがって、掻取ローラ141,142に巻き付いた長い塵埃を掻取ローラ141,142の先端に向けて移動させることができる。
掻取ローラ141,142の先端に向けて移動した塵埃は、掻取ローラ141,142の傾斜面149間の空間152を通じて、これらの掻取ローラ141,142から離脱し得る。掻取ローラ141,142から離脱した塵埃は、吸引源102の吸引力により、空間152の後方の連通部130に吸い込まれる。

となっていた。

つまり下記のようなコンセプトである

  • 回転ブラシを片持ち支持にして、支持してない側(自由端)をつくる
  • からまった髪の毛等をその支持してない側に移動させるようなブラシ形状にする
  • 自由端まで移動した髪の毛などは掃除機にゴミとして吸い込まれる

「なるほど、すごい。これはいいな」と一瞬思って「いやいやしかし他の会社の特許とかもあるのではないか」と思って調べたところ、髪の毛巻き付きに関する掃除機のノズルのものが最近数年だけでも下記のように特許出願されており、しかも相当な率で権利化もされていた。

文献番号/出願番号 発明の名称 出願人/権利者 ステータス
特開2026-050175/特願2024-155213 吸込ノズル及び掃除機 パナソニックIPマネジメント株式会社 審査請求前
特開2026-025392/特願2024-128122 電気掃除機 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 審査中
特開2025-180993/特願2024-088721 電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 審査中
特開2025-180992/特願2024-088719 電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 審査請求前
特開2025-069963/特願2025-023918 吸込口体および電気掃除機 東芝ライフスタイル株式会社 他 特許有効
特許7639229/特願2024-184808 吸込口体および電気掃除機 東芝ライフスタイル株式会社 特許有効
特許7577180/特願2023-179394 吸込口体および電気掃除機 東芝ライフスタイル株式会社 特許有効
特開2024-015825/特願2022-118150 電気掃除機の吸込口体および電気掃除機用吸込口体の回転ブラシ シャープ株式会社 特許有効
特開2023-169457/特願2022-080551 電気掃除機システムおよび電気掃除機 三菱電機ホーム機器株式会社 他 特許有効
特表2024-539075/特願2024-523242 ブレード駆動構造、毛髪切断ローラブラシ及びクリーニング装置 寧波富佳実業股分有限公司 特許有効
特開2023-030877/特願2021-136260 掃除機用の吸込ノズル及び吸込ノズルを備えた掃除機 パナソニックIPマネジメント株式会社 特許有効

家電メーカーがこれだけ髪の毛からまりを課題だと思ってくれてるなんて姉も喜ぶに違いない。
しかし上記のうち、

  • 日立のシャープのものは、「絡まった髪の毛によってローラーが止まってしまうのを防ぐ」という目的の特許。そもそも髪の毛が巻き付いていることにムカついている僕らの課題を解決してくれていない
  • 三菱のは、「掃除が終わった後に回転ブラシ清掃工程を実施する」というもので、とても巻き付いている髪の毛を清掃できるとは思えない内容

となっており、ちょっとイマイチっぽい感じだった。

異色なのは寧波富佳実業の特表2024-539075で、なんとカッターのようなものを動かして毛髪を切断するという過激な技術である
代表図面がよくわからないものだったが図8にのみ毛髪切断ブレードが書かれていた。この図の1がブレードであり、3の部分が、8~10あたりの機構によって左右に動くことによってブレードに絡まった毛髪を切断する仕組らしい。

特表2024-539075の図8

実際に日本で発売されている掃除機にこれが実装されているかどうかはわからない(調べていない)。


東芝ライフスタイル株式会社のものは最初に説明したのと同じ、「片持ち支持で髪の毛を自由端に移動させて吸い込む」コンセプトのもののようであった。しかしどれもパナソニックよりも後に出願されている。
この中の東芝ライフスタイルの特許の中でも最も先に出願された特許7577180の出願日は2023/10/18であり、パナソニックの特開2023-030877の公開日は2023/3/8(出願は2021/8/24)なので、パナソニックの特許を見てから東芝ライフスタイルが特許を書いて出願した可能性もありうる。

東芝の特許はどのようなものかというと下記の図面で分かる通り、コンセプトはほぼ同じである。しかしながらパナソニックの特許で特徴的だった「ローラーを円錐型にして中央に塵埃を寄せる」というものではなく「ローラーについているブレードの向きによって塵埃をかき寄せる」となっているところが違う。

ブレードのV字状の谷部は、吸込口に近接する、アジテーターの中央部に配置されている。この電気掃除機用吸込具は、V字状の谷部より先行してブレードの両端部が吸込口側に接近するようにアジテーターを回転させる。そうすることで、電気掃除機用吸込具は、順次、床面の塵埃を帯状のブレードの両端側からブレードのV字状の谷部側にかき寄せる。かき寄せられた塵埃は、効率よく吸込口より吸引される。

特許7577180の図5


これがちゃんと機能するのならそれでいいような気がする。しかしこの図面においてブレードの両端側が先行する回転方向は、自分が思っていた回転方向とは逆だったので、もし店頭でこのタイプの掃除機を見つけたら回転方向を確認しようと思った。


ちなみにパナソニックの最新機種ではこういうコンセプトではなく、単にリブを設けてそもそも髪の毛がまきつかないようにするという方向となっている。構造はとても単純になったのに、元の特開2023-030877の「からまらないブラシ」よりも効果が高そうな「からまないブラシPlus」として宣伝している。これはさっき調べていて気付いた。
panasonic.jp

これは上記のリストの一番上、特開2026-050175で示されているものである。


こんな単純な構成で問題ない、もしくはより効果が高いのであれば、そりゃわざわざ片持ち2ローラーのような複雑な構造はやめちゃうよな。「からまらないブラシ」の、対向する2つの片持ち円錐形ローラーの掃除機ヘッドはメカメカしくてカッコいいんだけどな。

Logicool K380s

K380というロングセラーのBluetoothキーボードを愛用していたのだが、Insertキーが壊れて効かなくなってしまった。ピンポイントでInsertキーだけだ。Insertキーは音量upキーでもあるので、このキーが効かないことは割と不便だ。


そんなわけで後継機のK380sを買おうかと思っていたが、妻が持っているK380sを借りて使っていいという。どうもキータッチが気に入らないとのことだ。借りてK380sを触ってみると、たしかにK380と違うような気がする。微妙な違いなので個体差かもしれないし、使い込んでいくと変わってくるのかもしれない。その他、小さいキーのキーキャップがK380sのほうがK380よりも角ばっているような、K380のほうが丸いようなそんな気がする。これも気のせいかもしれない。


そして実際に使い始めてみるとK380sには意外な欠点があった。

  • K380では最上段のキーはデフォルトではメディアキーとして動作し、FnキーとのコンビネーションじゃないとF1などの入力にならないのだが、Windowsで使うときに限り、専用ユーティリティをインストールすることで、「F1、F2などを標準のファンクションキーとして使用」というオプションをonにすることで、「単体ではF1〜F12, Insが入力され、Fnキーとのコンビネーションでメディアキーが入力される」という動作にすることができる。
  • K380sでもこの機能は当然残っていて、当然同じように動作するものだと思っていたのだが、なぜかK380sではこのオプションを有効にしても、Insだけは、単体ではメディアキーになり、FnとのコンビネーションでInsが入力される(つまり設定していない状態から変化なし)という動作になるのだ。


K380/K380sではF12とInsが隣り合わせに並んでおり、それぞれに音量↓と音量↑の機能が割り当てされている。
ここで、「F1、F2などを標準のファンクションキーとして使用」をonにしたときどうなるかというと

Fnキーなし Fnキーを押しながら
K380 F12とIns 音量↓と音量↑
K380s F12と音量↑ 音量↓とIns

となってしまうのだ。

いや、おかしいだろ。なんで隣り合ったキーに音量↓と音量↑が並んで割り振られているのに、音量↓はFnキーとのコンビネーションで、音量↑はFnキーなしで入力しないといけないなんてことになって、それで平気なんだ…?

K380sの右上部分。F12はオプション設定でF12として動作するが、Insキーはどうやっても音量↑として動作する


さてこれをなんとか回避するために下記の方法で逃げることにした

  • Insキーに割り当てられているメディアの機能を音量↑じゃなくInsにする
  • そうすると音量↑ができなくなるので、他の使わないメディアキーに音量↑を割り当てる


そんなわけで、そもそも僕はK380のInsertキーが壊れて悩んでいたはずなのに、K380sに乗り換えてみたのにやっぱりInsertキーで悩んでいるのだった。こんなワークアラウンドをしないといけないのだったら、K380でも似たような逃げ方ができて、K380を使い続けたほうがいいのではないか…

DSC-T7みたいなデザインのスマホが欲しい

最近のスマホはカメラ部分だけ厚みが大きいので段差がある。昔のコンデジもそうで、いろんなデザインが考案されてたと思う。

いまのスマホに近いなと思うのは初代からS20までのExilimで、単眼のカメラ部分だけが分厚くなっている。
www.itmedia.co.jp

Exilimの場合は液晶ディスプレイが筐体全部を覆ってないので、カメラ部分を液晶ディスプレイから外した位置にして重ねないようにしていて、それを強調するためにレンズが筐体からはみ出るような特徴的なデザインにしているが、最近のスマホは筐体のほぼすべての面積をディスプレイが覆っているのでレンズとディスプレイを重ねないわけにはいかない。なのでレンズ部分だけがはみ出るデザインにするメリットは今のスマホにはなさそう。


最近のスマホではカメラが複数あって、かつ望遠レンズはプリズムが入っていたりするので見た目のレンズ以外の部分も分厚くなってしまい、膨らみがカメラバーのような形になっている。このような形でデザインが特徴的だったのはソニーのCyberShot DSC-T7だった。

dc.watch.impress.co.jp

この屈曲光学系のレンズと薄型ボディで、上下にスライドできるレンズカバーがついたデザインのものはこのDSC-T7の前後、T1, T5, T9などがあるが、T7のデザインだけが特別にカッコいいのである。他のTシリーズでレンズカバーがついたものは、すべて大きなレンズカバーが筐体を覆っているのだが、T7だけはレンズカバーが筐体の1/3くらいのサイズの長方形の領域しか覆っていないのだ。
これによって、他のTシリーズでは、「レンズカバーを合わせて一体となった筐体ですよ」という感じに見えるところ、T7だけは「レンズカバーは別で、本当の筐体はもっと薄んですよ」と薄さを強調していて、しかもレンズ部分の盛り上がりよりもさらにジャマな感じにレンズカバーが厚みを持っているので、中途半端に盛り上がっているレンズ部分の厚みが目立たないような感じになっているのだ。これは上手いと思う。
手振れ補正がついてなかったから買わなかったけど。しかも後継機のDSC-T9ではまた普通のデザインに戻ってしまったし。

https://www.sony.jp/products/picture/large/DSC-T7.jpg https://www.sony.jp/products/picture/large/DSC-T9.jpg

DSC-T7とDSC-T9

この、ある意味余計なものを上にかぶせることでレンズ部の厚さをごまかすデザインは昨今のスマホにも応用できたりしないだろうか… 正直もうカメラの部分が厚くなるのはしょうがないしだったら開き直ってカメラみたいなデザインにしたほうがいいんじゃないか?

とか考えてるんだけど、最近のスマホはケースをつけることが前提になっているから難しそう。防水にするのも難しそうだし。

はてながストップ安で年初来安値を狙える株価に

はてな株だけど11億円詐欺事件のあと株価が850円くらいに下がって、そのあとゆるゆると回復していって1100円を超えてきてたんだけど、
今日の株式ランキングの値下がり率がトップだったのでどうしたのかと思ったら本日ストップ安(-300円)で、840円までまた下がってしまっていました。

今日下がった理由としては、上場10周年特別優待ってやつの権利確定日が昨日(7月29日)だったから、ということだそうなのだが、権利確定日をまたぐと権利以上に株価が下がってしまう現象はいつ見ても不思議である。今回は300株以上の株主が対象だったそうなので、2万5000円の株主優待の権利を獲得した株主は、その代わりに9万円分の株式価値を喪失している。明らかに損しすぎだ。


あしたは年初来安値(823円)にチャレンジする流れだったりするのだろうか。
はてなが上場している東証グロースには上場10年後の上場維持には時価総額40億円以上という条件があるが、その期限は7月末である。しかし時価総額40億円未達で7月末を迎えたとしてもすぐに何かが起こるわけではなく改善計画を提出して実行することが必要になるだけとのことだ。冷静に考えて配当も優待もない会社の株価が上がっていいく理由はないので、まっとうに株価を上げるのであれば来期からの配当か優待が期待されるところ。しかしそれだけで1300円まで株価を戻すのは困難だと思う。増資で発行株式数を増やされてしまうとか、もう東証スタンダードに移行するという選択をされてしまうとかそういう対処がなされる可能性のほうが高い。


ところで増資を引き受ける株主は存在するのだろうか。そういえば最近30億円の私財をネットサービスに投じたお金持ちの話を見たので、物好きは居るかもしれないな…でもどっちかというとTOBとかMBOとかの流れのほうが現実味がありそう。


あんまり真面目に考えてはないです。

南武線支線を新川崎まで延伸してほしいと最近ずっと思っている

南武線には支線があり、尻手で分岐して八丁畷を経由し浜川崎まで延びている。非常にローカルな路線で、なんと日中は40分に1本しか旅客電車が走っていない。

それもそのはずで、沿線の小田栄(2016年にできた)とかの周辺にはマンションなどがあり人口は多そうなのだが、なにせこの路線に乗っても辿り着く場所が八丁畷、つまり京急に乗り換えなければならないか、尻手という南武線にしか乗り換えられないので、こんなしょぼい支線に乗るよりもバスに乗って川崎駅まで行ったほうが断然良いのである。需要もないので

しかしこれが新川崎まで延びたらどうだろう。新川崎からは湘南新宿ラインが30分に1本、横須賀線が15分に1本出ているから、新川崎で乗り換えることで飛躍的に東京や新宿に行きやすくなるのではないか。新川崎のいい感じの場所にホームをつくれれば、単線の渡り線があるから40分に1本の往復くらいなら走らせることができるんじゃないかと思ってしまうんだけど。難しいのかな。もしくはそんなことしてもあんまり嬉しくないのかなあ。

「キオクシアを手放して巨額の利益を得ることができなかった東芝が云々」みたいなやつ

別にそう思うのはいいし、それでフラッシュメモリ事業を手放して東芝ってバカだよな、みたいなことを考えるのもいいんだけどさ、でもそれって、
「上場から半年間くらいずっと2000円くらいをうろうろしていたキオクシア株。例えば去年の1月から8月のいつでも、20万円分を買っていればいまごろ1000万円になっていたのに、それ買わなかったやつはバカだな」
ってのとほぼ同じことを言ってるだけだと思うんだよね。自分ができなかったことを、やらなかったからって他人だったら責めるって頭悪いじゃん。


そのような話、あるいは東芝がメモリ事業を手放した後NANDメモリ事業は赤字転落していたことをGeminiと話していたところ下記のような結論になっています。自分が思っていることもだいたいこんな感じです。

当時の状況と、ご指摘の論点を論理的に整理します。
東芝メモリ(キオクシア)売却当時の2017〜2018年はメモリーバブルの絶頂期でしたが、ご指摘の通り、その直後から市況は急悪化しました。

2019〜2020年の市況悪化:スマホ需要の減速や価格暴落により、東芝メモリ(現キオクシア)は売却後まもなく数千億円規模の最終赤字や営業赤字に転落しました。

2023年の歴史的大赤字:さらに記憶に新しい2023年3月期・2024年3月期には、半導体バブルの反動(コロナ特需の終わり)により、キオクシアは過去最大規模(数千億円クラス)の純損失を計上しています。

もし東芝がこの事業を持ち続けていたら、親会社である東芝本体の業績や財務基盤は再びガタガタになり、メディアや市場からは「なぜあの利益が出ていた絶頂期に高値で売却しなかったのか」「無能な経営陣のせいで会社が傾いた」と、今とは真逆の理由で激しく糾弾されていたことは確実です。

    :

結果として、現在のAIブーム(2024〜2026年)によるキオクシアの業績回復や、想定される巨額の時価総額だけを見て「東芝は失敗した」と語るのは、途中の「地獄の赤字期間」を無視した、典型的な結果論(後知恵バイアス)と言えます。