http://www.gizmodo.jp/2015/06/ceoiphone.html でいろいろ書かれてたけど、当時携帯電話を開発していた僕らもiPhoneが出てきたときにびっくりした。
何がすごかったかというと、何度も書いているかもしれないけど、
- 1.2mから落とすとほぼ100%液晶が割れるというヤワさ。当時の日本の携帯電話は1.5mから6回落としても壊れないことが求められており、ちょっとでも壊れやすかったらボロクソに叩かれていたのに、まさか1.2mからで確実に壊れるやつを売って許される会社があったとは…
- 電池。当時の携帯電話の電池容量は850mAhくらいで、まあ頑張っても1000mAh。そこに1600mAhも積んだ挙句待ち受けぜんぜん持たないとか、どうなの?
- そしてネットワークの帯域。
いや、でもこれらってその2年半前にW-ZERO3が実はやっちゃってたんだよね。だから当時のXscaleとWindowsが不甲斐なくて3年間くらい全く進歩しなかったみたいな隙がなければ、こんなにiPhoneが衝撃をもって迎えられることもなかったかもしれないという気がしてならないんですが…。
あまり正確じゃないけど当時のIntelはPrescottの発熱問題とかで、MicrosoftはVista発売直前/直後くらいで大変で、モバイルはいったん脇に置いといて、みたいな感じになってたんじゃないかな。