新しいMacBook(12インチ)は微妙かな

やっちまった感があるな。それでも売れるんだろうけど。
まともな性能の(格安クラスではなく解像度がそこそこ高い)ノートパソコンで横幅285mmより小さいものを探してみればいい。ないから。このMacBookVAIO Pro 11とレッツノートRZくらいしかない。過去の記憶を持っていない普通の人にとっては、このMacBookは革新的に小さいノートパソコンで、だから魅力的に見えるはずだ。ポートが少なくても我慢できるはず。


でも僕らは違う。既にもっと小さくてかわいかったPC-MM2やVAIO Xを知っている。
イノベーションとか言ってるけど、たとえばバタフライ型のキーボードを新発明したっていうけど、昔のレッツノートの一部のキーってこんな構造だったような気がするので、あまり目新しさもない。


「13.1mmだから凄いんだぜ」「圧倒的にカッコいいんだぜ」みたいなことを言われても、13.9mmでVGAコネクタや有線Etherコネクタ、USBポートも2つついていたVAIO Xと比べて、本当にUSBポート削減しないとダメだったのかどうか(ソニーならキーボードのESCと電源の部分を削ってそこにコネクタを入れたと思う)。金色があるのもVAIO Xとカブる。



いまのMacBook Air 11/13インチのフォームファクターが2010年に出てきたときに好感したのは、デザインのためにあまり使い勝手を犠牲にしていなさそうな作りだったからだった。今回の12インチはポートを削減して利便性を減らしてしまったり、イヤホンジャックとUSBが反対側にあったりといろいろ不便そうだ。なんとなく初代Airを見た時の印象に近い。



VAIO Xを今のCPUで復活させて欲しいなあという気分がより高まった一日でした。