半年つかったので個人的な感想を書く。
なんだかんだ言ってUSB type-Cで充電できるのは良い
GPD microPCもtype-C充電なのでそれと同じ充電器とケーブルが使えるし、30Wとかでも急速充電できちゃうので便利。18Wのアダプタでもゆっくり充電できるらしいけど持っていないので試せてない。
普通に使えてよい
たとえば充電ケーブルつないでいてスリープしてるはずなのにいつのまにか筐体がホカホカになってたりとか、充電ケーブルを一晩つないでなかっただけで電池がなくなってたりとか、筐体を開けてもスリープから復帰してこない頻度が高くて毎回電源長押ししたりとか、Wifiの電波が全然入らないとかスリープ後はWiFiが入らないとか、そういうことがない。まあそれ以外でこの5年間で僕がそこそこ長期間使ったことがあるノートPCやレッツノートとGPD Pocket/microPCしかなくて、その中ではレッツノートは全然OKだしmicroPCもだいたいOKでGPD Pocketとその他ATOMのWindowsタブレットたちがダメだったってだけなんだけど、要するにこれはATOM Zシリーズがダメだったってだけなのかもしれない。
たぶん前のMacBook Airよりは良い
キーボードやトラックパッドは使うと音が出てうるさい。うるさいんだけど以前のバタフライキーボードよりは全然マシらしい。キータッチもいいし壊れにくいんだろうと思う。
排熱がしょぼいせいで速度があまり出ない
これは多分最大の欠点だと思っている。IntelのモバイルCPUは最高温度が100℃なのでそこまで温度が上がるがそれを超えそうになるとサーマルスロットリングが発生してクロックが低下する。それはいいのだけどこのMacBook Airはターボブーストがバリバリ効いてすぐに100℃に到達してしまう。
それでちょっとでもCPU温度が下がったらすぐにクロックが上がってしまうように見える。結局1.9GHzと1.0GHz付近とを100msごとに繰り返すといったような挙動を見せてくる。これではフレームレートが安定しないのでとても困るのだ。むしろ1.1GHzで安定動作してくれたほうがマシなんじゃないか。
EU数64に惹かれて4コアモデルを買ったわけだけど、実際のところCPUが4コア動くとそれにサーマルバジェットを取られてしまいGPUの速度が落ちてしまう。64EUが600MHzで動くのと48EUが900MHz近くで動くのとでは多分速度はあまり変わらないだろうし、Core i3モデルを選んだほうが良かったかもなあという気が最近している。
そして、これじゃ12インチMacBookは継続できなくてARM移行しちゃうのも仕方ないかなと実感できる。そういう意味ではよい経験。
とにかくでかくて重い
これはもう
MacBook Air 2020を購入しました - naoya2kの日記
で書いたとおり。でかくて重いけどCPUパワーがそこそこだったら割と許せるんだけど上で書いたように微妙なのでなんとも。
Display Menuを使ってるとフレームバッファが24bitになってしまう問題(解決済)
画面に表示する情報量を高めるためにDisplay Menuっていうソフトを使うんだけどこれを使うと通常30bitのフレームバッファの色深度が24ビットに落ちてしまっていた。メニューから「Show Low-Fidelity Resolutions」を選ぶと30ビットのモードも選べるようになった。なんか逆のような気がするんだけど…