格差拡大とかについて

所得はともかく資産の格差が拡大している話の中で「貯蓄ゼロ世帯をなくせ」みたいな話が出てくることがあるが、はたしてそれは可能なのかどうかよくわからない。貯蓄とか資産とは何かという問題になってくる。

結局カネがある状態というのはそれを使って将来誰かに何かをしてもらうか、誰かから何かをもらうか、そういうことができる権利を持っているということになるのだと思うが、全員がそれを十分持っている状態では誰もカネを欲しがらなくなるのではないか。そう考えると貯蓄が少ない世帯がない状態というのはいわゆるバブルであり、あるタイミングでそのバブルは崩壊して全員の資産が減ってしまうだけなのではないだろうか。


それが真だとすると資産の総量を増やすためには資産格差を拡大するしかないような気がするんだが勉強不足でよくわからない。ただまあ米国内・日本国内だけを見て1970年代・80年代まではそうではなかった、という話があるがそれは諸外国に貧困を押し付けることができていただけでなのではないかという気がする。