いま頃何を…

http://www.kotono8.com/2006/10/26mobile.html

これまでPCを触ったことがなかった人が、いきなり今のPCのインターネット環境を使って、
「インターネットってすげえ」
って周囲に触れ回ってるのを見たときのような感じを受けた。

 ここに一つの制約がある。もし、ケータイで撮った写真をケータイでブログにアップしようと思ったら、「メールに写真を添付して送信」する方を選ばなければならないということだ。要するに、ブログサービスやmixi宛に写メを送ったら、それが日記に載るわけである。

 今述べたこの一文をもう一度よく読んでいただきたい。ここで実際にとる行動は「写メを送る」ということなのである。では、ケータイ族が普段写メを送る相手とは誰か。それは親しい人間に限られるはずだ。つまり、極めてプライベートな行動に含まれる「写メを送る」という行動が、たまたまブログにも適用されているわけである。

 ということは、ケータイ族にとって「モブログ」(ケータイからブログ更新)という作業は、自分の知っている範囲の人にしか届かない写メの延長にあり、「無差別に誰でも読める」という事実をあまり気にとめていないということでもある。

そんなわけないだろう。メールで送るかブラウザでPOSTするかなんてことは手段の問題であり、それがどういう形で公開されるか相手に通知されるかとは別の話である。

ケータイ族」と言われてる連中が思慮が浅いような行動をとっているように感じることが多々あるのは、おそらくケータイの操作性とか特性の問題ではなく単純に彼らが若いからであり、一度ぱどタウンでも見てくればPCで操作してようがなにしようがそういう連中は存在するということがわかるんじゃないかと思うんだが。

 私はそうは思わない。むしろ、そういう未来はないのではないか、と考えている。私の見聞する限り、W-ZERO3が話題になっているのは、ネットユーザーの間だけだ。ケータイメインの人たちには、そんなものよりも着うたの音質の方が気になっているように思える。

だってW-ZERO3は使いにくいし動作も通信速度も遅いんだもん。あんな使いにくいものをわざわざ使うのは、ケータイでできること以上のことをやろうとしている猛者か、ケータイの使い方がわかってないヘタレか、単なる物好きのどれかではないだろうか。