MacBook Air 2020を購入しました

今回のMacBook Air 2020は良さそうだとこれまでの2回で書いてきたわけだけど、昨日の朝yodobashi.comを見たら在庫があって4時間30分以内に用意されるというので注文してして会社帰りに店に寄って確保した。

実際に買って使ってみて微妙だと感じたところ

それでいろいろ使ってみてるんだけどMacBook Air 11インチからの移行で個人的に微妙だったポイントは下記のような感じで、もう本当に下記のように感じる人はごくわずかで多分大抵の人には問題ない話だと思う。

  • 筐体がでかすぎて絶望する

開けて10秒で買ったことを後悔するレベル。いや買う前からわかっていたことなんだけどここまでがっかりするとは自分でもちょっと…。みんなこれを軽量コンパクトだと思っているのだろうか? 理解できん。


  • キーボードが改善されたらしいけどダメだろこれ

バタフライとかシザーとかはどうでもよくて、壊れにくくなっているのと音が静かになったという話はよいと思っていた。でも静かになったと言っているがバタフライキーボードがうるさすぎただけで今回のキーボードも例えばレッツノートとかに比べたらめちゃくちゃうるさい。MacBook Air 11もうるさいと思っていたけどこの新しいAirのほうが明らかにうるさい。このめちゃくちゃうるさいキーボードの音について「ここまで静かになった」とか「もうほとんど気づかないのではないか」と言われたりしているのならいったい一般的なMacユーザというのはどれだけ無神経な連中なのかという疑問が浮かんでくるのだがどうなっているのか。

  • Touch IDの遠さが微妙

いやこれTouch IDに指伸ばすよりパスワード打ったほうが早くない? 筐体開けてログインするときはちょっとだけ楽かもしれないがそれ以降はあまり便利に使える感じではない。パスワード打つとキーボードがうるさくて隣の人に嫌がれるからTouch IDを使うほうがいい、みたいなのはあるかもしれない。

買う前から微妙だと思っていたところ
  • サイズがでかい

まあ奥行きが2cmも増えるのはがっかりだけどそこまで違いはないんじゃないかな? って楽観的に思ってたんですよ。実際に家で開けてみる前は。

  • SSDが交換できない

もうしょうがないという気もするけど。それでもヘタる可能性のあるものが交換できないのは悲しい。

いいと思っているところ

いいところは下記のようなところだ。これも個人的に好きなポイントであって他の人はそういうところは別に魅力と感じないかもしれない。

  • タッチバーじゃない

タッチバーは使うと楽しいのかもしれないけどまあ要らんよね。

これは2015年のMacBookからずっとそうなんだけど個人的に嬉しいポイント。

  • 最低モデルが8GB/256GBである

128GBみたいな産業廃棄物みたいなモデルが消え去ってよかった。でもこれ2015年のMacBook 12インチでもそうだったよね。5年間なんの進化もしてないとかやっぱり舐めてるのか? とは思うが、競合のMicrosoftSurface goに最大構成でも128GBしか搭載しないというような感じなのでしょうがない。これはMicrosoftとか他のPCメーカーが悪い。

i5モデルは標準構成がSSDが512GBで、これは相当イケてる。

  • バッテリが交換しやすくなっている

2015年のMacBookや2016年頃のMacBook Proはバッテリが接着剤で筐体に貼り付けられていた。
Retina MacBook 2015 Teardown - iFixit
2018年のMacBook Airではその接着剤がプルタブ式接着ストリップに置き換えられて、熱を加えることなくバッテリを外すことが可能になった。でもバッテリを外すためにはメインボードを分解する必要があった。
MacBook Air 13" Retina 2018の分解 - iFixit
今回、メインボードを筐体から取り外すことなくバッテリを交換することができるようになった。これはとても良いことだ。
MacBook Airではバッテリの上をトラックパッドのケーブルが通っていて、そのケーブルを外さないとバッテリが取り外せないのだがそのために2018年のMacBook Airではメインボードを外さないといけなかったのだ(メインボードの裏面にコネクタがあったため)。そのケーブルが今回はメインボードの表面のコネクタにだけ接続されているのでメインボードをそのままにして問題なく外せるのだ。
下記のiFixItの分解ページにその話が載っている。
There’s Something New in the (MacBook) Air - iFixit


バッテリとは関係ないが上記分解記事にはこう書かれている。

このMagicキーボードは、使いものになるかならないか、または修理できるものとできないものの違いが、たった0.5ミリの違いでしかない場合もある、ということに気づかせてくれる存在である。

バタフライキーボードはキータッチとかは割と個人的にどうでもよくてとにかく壊れやすい上に修理できないというのが最悪だった。

  • 性能が高い

CPUコアが新しいしグラフィック性能は前モデル比2倍近いということでこれはIntelが頑張ったということだけど、それに対応してCPUが対応する最速のRAMであるLPDDR4x-3777を使っているところが良い(3777はなぜそんなに中途半端な周波数なのかと思わなくもないが)。Ryzen 5 2400Gではメモリボトルネックで性能が出ないという話だったのでRAMで頑張ってトータル性能をあげようとしているところは好感が持てる。


いろいろ不満はあるが画面と筐体が大きすぎるということが99%でその他は些細なことだ。よいところはいっぱいあるけど特別に良いと思うのはLPDDR4x-3777のRAMくらいで、それ以外は特別素晴らしいということもない普通の機械だという感じだ。キーボードはマシになったとはいえ良いわけではない。MacBook Air 2011を買ったときも同じような気分だったけど、結果的にあれよりマシで買い替えたいと思うほどの機械がなく9年間も使い続けることになってしまった。これは3年くらい経ったらRAMとSSDが足りなくなって買い替えになるような気がしているのだけど、そのときに小さいのが出ていたらいいなあ(割とメモリ増やさなくて本当によかったのか心配担っている)。