「左揃えのテキストを右揃えにしてくれ」で300万円以上かかるケース

「なぜシステム会社の見積もりが「ボッタクリ」に見えるのかを、きちんと説明する」http://blog.tinect.jp/?p=46302 を読んで、ちょっと思い出に耽ってしまった。


僕らもたまにそういうことを言われて「おいおい気軽に言うなよ」って思うときがある。
ちょっと思い出すと下記のようなケースが記憶から想起された。

  • 「言語設定をヘブライ語アラビア語に変更した場合、もともと右揃えになっていますがこれはどうするんでしょうか?」という質問に即答されない
  • タイ語などで上の方にはみ出す文字列があってたまたま別の要素にこれまで被っていなかったのが被るようになってしまうかもしれない!
  • もともとテキストの右端が決まってなくて、左詰めだからなんだか適当にテキストの右端を他の要素にかぶらないように画面ごとに調整していたので右揃えって言われてもこまっちゃう
  • 「これまで、テキストが表示幅に収まらない場合に"…"マークを使った省略表示が右側についていましたが、これはどうするんです? そのままでよいですか? それとも左側を省略表示します??? MacOSみたいに真ん中を省略するようにするにはそうとう大変ですよ。このケースこれまでどおり左詰めにすると微妙な余白が右側に出ちゃいますんで"..."付きで右づめが期待値と考えてよいですよね。それとこの省略表示になる行とそうでない行が混じった場合右端だけを見たときに"…"と普通の文字がバラバラして見栄え悪いですが問題ないですか以下略」
  • 「画面によっては左側に縦に "1." "2." ... みたいな箇条書き行頭文字が別要素で存在しているのですがそういうやつについてはレイアウトやり直しですかね?? そうするとスクロールバーと行頭文字の配置が以下略」
  • XXXX™ みたいなのが右端の場合に変な見た目になってないか心配


似たような話として、昔携帯電話の開発で「miniSD」が「microSD」に変わったときに表示可能文字数が足りなくなる画面があって苦労していたという逸話があったのも思い出してしまった。