新iPod nanoのコネクタ位置が気になる。

iPod nanoは気になる存在だ。なぜコネクタを筺体中央に持ってこれなかったのだろう。


たとえば従来の30ピンコネクタを備えてiPod/iPhoneをマウントできていたオーディオ機器があったとしよう。
「Lightning - 30ピンアダプタ」を使えば新iPod nanoも刺せそうな気がするが、nanoのLightningコネクタは筐体右端に配置されているので、このアダプタを装着するとアダプタの右端がnanoの右端から堂々とはみ出る形になる。

それだけでもダサいのだが、おそらく従来のiPhone/iPodを想定したオーディオ機器は基本的にDockコネクタが中央にあることを前提としているデザインなので、新nano+アダプタをそこに挿すと左側にはみ出てしまってかなり不恰好になるのではないだろうか。物理的に干渉してしまうデザインのものもあるかもしれない。いや、この干渉問題はアダプタをつけた場合だけでなく、iPhone5iPod touch向けにLightningコネクタを装備したスピーカーなどでも起こる可能性がある。nanoの横幅は39mmあって、57mm幅のiPod touchよりもLightningコネクタの左右に要求されるスペースが大きくなってしまっているように見えるから。


じゃあなぜこんな明らかにデメリットがある配置になってしまったのか。おそらくあの薄さにホームボタンとコネクタを重ねることができなかったからだ。いや、そもそも液晶とコネクタを重ねることができなかったから、下側に無駄に見える領域を作ってそこにコネクタとホームボタンを配置した。ホームボタンを右に寄せた案もあったとは思うがそれは現代のiPodとしては許されなかった。こんなところなんじゃないかな。


結論。前代nano(6th)は凄かった。