今年はあまり物を買わなかった感じだった。新しいことをやる気力がなかった感じ。あまりよくない。
今年買ったもの
GPD Pocket
GPD Pocketはたくさんの人に注目された。僕も結構期待していたが詳細スペックが発表されたあたりからはあまり自分の生活を変えるデバイスとしては期待しなくなった。実際に到着してみると一応スペック通りのモノだったし、これはこれで有用だとは思うのだがiWork7+BTキーボードと較べて何かが格段に違うかと言われれば、特にそうでもないかなあ、という感じだった。
特に480gという重さとキー配列の微妙さ、そしてキータッチの悪さと電源回りの信頼のおけなさがこのデバイスを本気で使うことを躊躇させてしまう要因であり。特にこのキータッチの悪さ(特に小さいキー)は今後絶対に改善してほしいところだ。まあそれでもこの大きさのキーボード付きクラムシェル機というのは今や唯一の存在で貴重だし8GBのRAMなども魅力的なので良い。今回注目されたことによって他にフォロワーが出てきて欲しいなあというのが正直なところだったりする。
Unihertz JellyPro
この小さいスマホもたくさんの人に注目された。そしてこちらも去年S240(と、MT6735搭載の安い中華スマホ)を買っていた僕にとってはあまり新しい体験はなかった。ただ、S240と違うのはこちらのほうは完全に実用になる機械だということだ。5インチの安いスマホ(例えばZenfone 3 Max)と全く同じ中身になっているので、画面の解像度と電池の持ちを除けば、それらでできることは基本全部できる。
ただこちらもS240と較べての重量増が気になった。カタログスペックは60.4gとか書いてあるが実際には70g以上である。これは残念だったが、S240と比べてイヤホン音質がかなり普通になったこと、メモリが少ないことによる操作性の悪さが改善されたことはやはり大きかった。「絶対改善してほしい」みたいな点がない良い端末だ。
電池交換可能なのも、ストラップホールが付いているのも、非常に好感度が高い。この2つを満たせるスマホっていま存在するんですかね?
この端末について「世界で2番目に小さいLTEスマホ」という説明をしている人が居るのだが、その説明での1番目が何なのかわからずイライラする。もともとHSPA+対応してればLTE対応してなくても4Gと言っていいという話になっており、そしてKickStarterでのUnihertzのJellyProのプロジェクトのタイトルが「Jelly, The Smallest 4G Smartphone」だったことから4G=LTEと思った人がその後に発生したLTE対応じゃない4G携帯にも「世界最小LTE」とか書いてしまったりして変なことになったのだと思うが、そういうことがわからないなら書かなければよかったのに。
HSPA+対応しているこれより小さいスマホはそもそも前モデルのS240を含めいっぱいあるし、形にこだわらなければ「MT6580 3G SmartWatch」で検索すると1年以上前から普通に1.6インチクラスのAndroid端末がいっぱい出てくる状況だった。世界最小スマホというのは何なのかはっきりさせてほしい。
去年買ったもの
iPhone SE
- 1年間使ってたけどブラウザと電話ができるゲーム機という印象しかなかった。まあこれはこれでよいのだ。新しいスマホが出てもどうせできることたいして増えてなくてでかいだけという全く心を動かされない状態になるので安心感がある。
- ホームボタンの挙動は納得行かない。ホームの最初の画面に必ず戻してくれればいいのに、そうじゃなくてアプリを起動した階層に戻る。でもそこに戻すようにしている理由がよくわからない。iPhone SEのホームボタンは感触もよくない。
- デレステとかをやると画面が小さくてボタンの当たり判定が小さくて苦しいときがある。でもこれは画面の小ささが問題なのではなくデレステが4インチ端末を無視していることが原因なのでしょうがないと思う(ボタンの間隔を広げるオプションはあるが、当たり判定(特に上下の)は広がらないので解決になっていない)。そんなわけでデレステは殆どやらなくなってしまった。
- インド向けに新しいSEが来春くらいに発表されるという噂が流れているが、でかくなるのではないかという気がしている。4.7インチか5インチで解像度据置とかになるんじゃないか? それはそれでいいと思うけど。