9月1日以降、ドコモでは音声定額じゃないプランの月々サポートがなくなってしまうという話があり、8月31日に申し込んで届いていたAQUOS PHONE EX SH-02Fを使ってみていた。
XPERIA SX SO-05Dからの機種変なので、この端末大きくて重すぎるだろ、とても使えねえな、というのが最初の印象で、いまでも大きくて重い部分については納得が行ってないが、「まあ我慢してもうちょっと使ってやってもいいかな?」みたいになってきているのが今の状況。
あまり期待しなかった割にはよくできている端末であり、なのでこれが売れなかったのは残念で、マーケティング下手過ぎなんじゃね? とも思う。
いいところは下記の通り。
- いまのところフルHDスマホ最小最軽量(だと思う)。日本で現役で売ってるスマホでは間違いなくそうだと思うし、世界でもこれより小さい端末はないんじゃないかな?
- ドコモの現役Android端末としても最軽量(体積はXPERIA Z1 f SO-02Fにわずかに負けているがXPERIA A2よりは小さい)
- ドコモのスマホとしてはiPhone5sの次に軽量。
- ナビバーのタスクボタンで出てくるタスクスイッチャーがシャープ独自のUIと標準的なUI+αの2種類から選べて、標準的なほうを選ぶと普通のAndroid端末に慣れてる人でも違和感なく使える(これ、Eluga XとかXPERIA SXで嫌だったところなのでとてもうれしい)。
- XPERIA SXと比べると断然電池が持つ。電池残量が55%くらいで出かけてもなんとか1日耐えることができる。SXは不在着信とかメール着信した状態で放置していると(LEDの通知ランプが電池をやたら食うのか)電池がすぐなくなってしまったがこいつはそんなことはないので安心である(これはSXがダメなだけだと思うが)。
- キャップレス防水なので充電やデータ転送が楽。
- リアカバーが背面と側面の半分を覆っているので、外付けカバーをつけなくても裸で使っててもあまり問題を感じない。つまりそもそも最軽量なのがカバーを付けた他機種と比べるとさらに軽量さが際立つことになる(たとえばiPhone5sのカバーつきとこのSH-02Fとを比べるとほぼ同じ大きさでこちらのほうが軽くなる)
- 別売のリアカバーを変えるだけで端末の色を変更することができる(リアカバー以外の部分は全部黒とシルバーになっているため)。
- 写真アルバムアプリとかミュージックアプリがそこそこ素直な感じの出来。特にミュージックアプリはXPERIA SXのWalkmanアプリのUIが残念だったので。
- メディアスキャナーが動いている状況が通知に表示される。「電池が十分残っていると思ってたのにメディアスキャナーが動作中だったために次に確認したときには電池が思ったより減っていた」みたいな状況が防げる(メディアスキャナー動作中の電池残量はあまり信用しなくできる)のでこれはうれしい。
一方でいまいちだなと思うところは下記の通り
- なんだかんだ言って(現行では最小最軽量級とはいえ)サイズがでかい。所詮スマートフォンでやることなんてたかが知れてるのだから画面が大きくてもあまり意味がないのではないかと思うのだが。
- 動画撮影の音声がモノラルである。XPERIAなどはRayの頃からステレオ音声だったのに、シャープや富士通はいつまで経ってもステレオになっておらず、フルHD動画よりも先にやることがあるんじゃないのかという気がしてならない。
- せっかく別売リアカバーで着せ替えできるというのに、リアカバーの色とデザインが微妙なものしかない。水色と黄緑を用意するなら、どちらかを黒や紺のようなおとなしめの色にできなかったのだろうか。
- ストラップホールが画面左上にあって結構微妙。右下にもつけることはできなかったのだろうか。
- カメラの位置が背面の微妙な位置にあって、ちょっとデザイン的にカッコ悪い。
まあ色についてはもう企画の問題でしかないし、最後の2つは微妙な問題なので、全体的に動画撮影を除けば不満は少ない感じだ。
機種変するときに、どうせiPhone6は大きくなるだろうから今のうちにiPhone5sにするというのもアリだなと思っていたが、この端末にしてよかった感じだ。ただやっぱり端末のサイズは大きすぎる感じなので、何らかのタイミングで(動画撮影がモノラル音声なのにも嫌気が差して)XPERIA SXに戻してしまう可能性も高いと思った。