シャープやパナソニックから失われた総合家電メーカ感

15年前のシャープやパナソニックは家電ならなんでもやっているメーカという感じだった。2000年くらいから選択と集中とかいう言葉を誰かが流行らせたのに影響されたのか、その状態は「大企業とは名ばかりで実体は中小企業の集まりだ」などと揶揄されて、いろんな商品群を捨ててテレビ一本槍になった挙句、そうなったらそうなったで今度は「一本足打法」とか言って「次の成長エンジンが見つかっていない」とか言い出して5年くらい経って今のような状況になってしまった。


今更「大規模投資がダメだった。」というのは簡単だけど、じゃあなぜそうしてしまったのか、当時の雰囲気に流されずに中小企業の集まりを維持しておいたら本当にマシだったのか、マシだったとしてじゃあどうすれば維持できたのか、などをそれなりに分析しとかないと何の教訓にもならんぞと思う。