ドコモ夏モデル

ドコモ夏モデルは全機種Android4.0で、かつたくさん発表されたけど、NEXTシリーズはTegra3の1機種を除き全部がQualcomm MSM8960で横並びになっており選ぶ方にとってみれば「どれを買ってもだいたい同じ」といういまいちつまらない状況になっている気がする。


Withシリーズも含めてみてみると、大きさや軽さや端子の使いやすさでXperia SX SO-05Dが最強すぎて他は全く霞んでいる。SO-05Dはバッテリがray SO-03Cと同じBA700というところも、SO-03Cを持っている人間にとってはものすごいメリットだ。ソニーモバイルはバッテリーに型番がついていて複数の機種で使い回しができるようになっていて、それはとても素敵だと思う。どうして他のメーカは機種ごとに電池をころころ買えたりするのか疑問なんだけど一機種ごとに予算がついてペイできるようなマネジメントが行われているせいで機種間での調達の共通化やソフトのプラットフォーム化みたいなものができないありがちなパターンなのかもしれない。


なんにせよSO-05Dは95gととても軽い。BA700バッテリーは31g程度なので、予備バッテリーを1個持ち歩いて総容量3000mAhにしても126gと普通のスマートフォンより軽い。つまりrayからSXに移行したユーザはBA700を持ち歩いていればいいので基本的にモバイルバッテリーを持ち歩かなくてもよい。USBホストアダプタを使えば外部機器を充電することもできる(500mAh以上出せないのであまり意味はない)。


あと、個人的にはMSM8960系はもうどうでもよくて、一世代前のMSM8255を搭載しているF-09DとSH-07Dがどういう評価を受けるかが気になっている。特にF-09Dは去年の冬モデルのF-03DのRAMとROMを増量して意匠を少し変更しただけで他は全く変えていないハードウェアで出してきているので、こういういい意味で気の抜けた端末がヒットしたら面白いなと思う。SH-07DはMSM8255 1GHzで、去年の春夏モデル並のスペックで、これはやっぱり「遅いよね」という評価になるのかどうか気になる。