いろいろつらい

自分が出願した特許の技術が製品に使われればその売上に応じた報奨金がもらえる制度がある。


これが最近いろいろよくない影響を与えている気がする。技術を製品に組み込むときにはいろいろな苦労がある。そこには最初の発明よりも断然コストや人がかかる。報奨金で報われる側に入っている人は苦労を惜しまず仕事するだろうが、後から巻き込まれて苦労だけを押し付けられる側にとってはたまったものではない。方や成功したら100万円以上給与が増える、一方でいくら成功しても0円、というようなレベルで成功報酬が全然違うんだからモチベーションが全然違ってくる。そういうことを無視して、あるいは知らずして、その場の働きぶりだけを「あいつはやる気がない」などと評価するのは多分大きく間違っている。