ブルーライトねぇ…

ブルーライトとは、可視光線のなかでも波長が短い、380ナノメートルから495ナノメートル前後の光を指し、バックライトにLEDを使う液晶モニターから多く発せられているという。

http://bizmakoto.jp/style/articles/1206/01/news047.html

いいたいことはわからなくもないが、そもそも蛍光灯でも問題があったのならこれまでの照明でも駄目だったはずで「最近問題になってきた」的な論調はおかしい。白色LEDが青色きついので問題ということならLED照明はマズいけどもCCFLがバックライトな液晶は問題ないことになるので、「PCをずっとやってるとベッドに行ったときに寝付けない。」という症状がLEDバックライトとCCFLバックライトの群で有意な差がなければブルーライトとやらをめがねで防御しても対策になっていない可能性が高い。


上の記事にはディスプレイがイケてない点についていっぱい書いてあっていまいち論点がバラバラになっている。

PC画面上では、ドットがギザギザと見えてしまう。ここでは、VDT情報というのは印刷のものよりも、にじみがあるということを頭にとどめておいてください。

 デジタルカメラなどで高倍率の写真を撮りますと、ちょっとぼやけて写ります。色収差で像がぼやけてしまう。でも、一眼レフのレンズだとこういう収差をなくす工夫がされていますのできれいな写真が撮れる。

 青い光、波長の短い光というのは、波長の長い光よりも散乱しやすいので疲労を起こすのではないか。にじみ信号、もしくは収差によって調節反応を誘発することで疲労を引き起こすのではないか。そして長期間、もしくはエネルギーが高いと黄班変質などの眼疾患に至るかもしれない。

とりあえず安物のLEDは避けたほうがいいんじゃないかとは僕も思うけど、いろんなLEDのスペクトルを計測するところからはじめるわけでもなくいきなりLEDは全部悪い・液晶は駄目、みたいな論調を張ってるところに、ものすごく不誠実さを感じてしまう。


たとえばOLEDはどうなのだろうか。OLEDだと青色素子の消費電力が他の色に比べて大きいので青色を抑える方向に走りがちで、実際僕の持っているGalaxy Nexusは青色が弱い感じ。だからブルーライトが気になって仕方がない人はスマホとかはOLEDディスプレイのやつを優先的に選ぶようにするといいんじゃないでしょうか。