DSC-WX1購入

11月末にソフマップ.comでソニーのデジカメDSC-WX1が安かったので購入した。これまで使ってたDMC-FX9を買ったのは2005年12月なので4年ぶり。
このあたりのコンパクトデジカメって4年間で劇的に進化したかっていうとあまり進化してないよね、という話はある。しかし720P動画とか広角とかでそろそろ買い換えたいとも思っていた。


ちょっとずつ使ってみてるけど「ヘンなカメラだ」としか言いようがない感じだ。DSC-WX1は裏面照射型CMOSで高感度で夜景に強い、ということが特長とされてるんだけど一方で昼間の撮影にはめっぽう弱い(らしい)。高感度だったら低ISOでもっといい絵が撮れるはず、と思いきやCMOSセンサの容量があまり大きくないので低ISOだとすぐに溢れてしまうという話だ。


さて「手持ち夜景*1」「人物ブレ軽減」モードというものがあって、これは6枚連写した画像を合成してノイズの少ない画像を撮ったことにできるというもの。これの威力は実際凄いものがあって、FX9では到底手持ちではムリ、という感じだった夜景がいとも簡単に手持ちで撮影できてしまう。この違いはかなり劇的で、世界を変えるカメラだといっても過言ではないと思った。ただし夜景限定。


ところで普通に考えると夜景や室内などの光量が不足したシーンで使うために入れられたはずの機能だけど、WX1のセンサは明るいシーンでも大して光量を稼ぐことはできないようなので、この機能が実はすごく明るい屋外のダイナミックレンジ確保にうまく使えるとかそういう話になるようだ。こういうのはカタログスペックだけを見ててもよくわからなくて実際に使った人のレビューを見るとか、実際に使ってみないとわからないもんだなと思った。


ソニーのデジカメにちょっと前からついているスマイルシャッター機能は継続して搭載されている。あまり期待していなかったんだけど、実際に使ってみると子供の笑顔を的確に狙ってくれるので予想以上に良かった。子供のいい表情を撮るのはミョーに難しいんだけど、この機能を使うとなかなかうまく撮れるのだった。


起動直後にいつもワイド端24mm相当になっているので35mm相当にするにはズーム操作しなきゃいけないとか、動画撮影はピントを維持するのがなぜか難しいとか、いろいろクセがあるけど、コンパクトでジャマにならないところとか、いまの携帯のカメラではどうしても苦手な夜景に強いところとかが良い感じなので、いまのところ持ち歩いて損はない感じがしている。

*1:「手持ち夜景」は冷静に考えると変な言葉なのかもな、と、英訳された「Hand-held Twilight」というのを見て思った。