リーダ論って

長文日記を見ていろいろ考えてしまった。

そもそも「リーダーとはなんだ」という話になった。
僕はてっきり、企業で管理職になるような人に一種の帝王学のようなものを教えるのだと思っていた。

http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20080308

 「いや、そもそも学生はリーダーになりたいと思ってるのかね」
 「最近の若者はとにかく出世したくないらしいね」
 「出世したくないなんて言ってる奴を会社は雇っちゃ駄目だよ」
 「でも実際には出世したくない奴で世の中があふれている」

これはねぇ。やっぱり「出世===管理職になる」というように捉えられてるからじゃないかな。帝王学を勉強して管理職になることが出世ならそりゃ出世したくない奴らで溢れるでしょう…。

「出世したい」と強く思っている連中あるいは今リーダーとして偉そうにしている連中を傍から見ているととても寒い感じがして、彼らと同一だと思われるのがイヤだという話もある。

本当に凄いと言われる人は、誰に何も言われなくても、学生時代に自分で借金して自分で海外の学会とか見に行くからね。"教えてもらえないからアルゴリズムなんかわかりません"とか言う奴は、もう相手にしなくていいと思うよ。

そういう人たちが既に居るんだから、そういう人たちがリーダーとしてちゃんと仕事できるような社会にしていくのが急務だと思う。


例えばどこかの会社の例を出すと、自費でGAME PROGRAMMING GEMSとGPU GEMSを全巻集めて深い領域まで理解してそうな奴が居るんだけどそいつは空気読めない奴扱いされていて、ショボい知識の奴が3Dの偉い人扱いされてて、そしてその上に居る透視変換が何かすらわかっていない人がそのリーダーやってるとか、
違う話だけどRSSCSSの区別がついてない人がWeb2.0の技術開発のリーダとか、そういうのは絶対に何とかしなければいけないと思うけど個人的にはなんともできなくてどうしたものかと。


こういう状況で「今偉そうにしている連中が馬鹿だからこんな風になってるんだ! 俺がやれば世界は変わるんだ」みたいに思える人はたぶんリーダーになっていくのだけど、でも僕の話になると自分がそんなことができるような気があまりしない。