テレビの新機種がこのところ大量に発表されています。
テレビとしては新しいHDDつきREGZAがIPS液晶ってことでいい感じなのですが、一番注目しているのは新しいBRAVIAに搭載されたアプリキャストです。
テレビ向けWebサービスの「アクトビラ」にも対応している。ただし、アクトビラの場合は全画面表示が前提のため、テレビ視聴と平行した“ながら見”に対応しにくい。そこで登場したのが新機能「アプリキャスト」だ。
アプリキャストは、スクリプト言語で記述された簡易ネットワークアプリケーション。J3000/J5000では、電源が入るたびに、ソニーのサーバを参照して新しいアプリキャストをチェック。XMB上にカタログ表示されるため、「New」マーク付きのものは「登録」すると利用できるようになる。登録したアプリキャストは、テレビ画面の右側に5つまで並べることが可能だ。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0703/29/news045_3.html
アクトビラって2月に開始されたばかりで、ソネットとソニーで合計35%も出資して完全にそっち対応の機器を出していくのかと思っていたところに、今回の「アクトビラじゃダメだから勝手にアプリキャストはじめました」みたいな感じの発表はなんていうか傍目で見ていると面白くてたまりませんし、ソニー・スクリプト言語・ネットワークという3キーワードがそろったところでConnect Playerで一躍有名になったFSKという技術との関係も想像されてしまいます。
まあそのへんはともかく、ソニーのアプリキャストのページには、「アプリ開発について(近日公開予定)」というのがあるので、どういう形でどんなものが公開されるのかが非常に気になっています。
もしかすると勝手アプリを作れるということになるかもしれません。
少なくともこの「アプリ開発について(近日公開予定)」の存在が、「もしかしてこのアプリキャストってこれまでのテレビ向けネットサービスと一線を画したものになるかもしれない」とボクに思わせる原因になっています。現状では単なる画像が張ってあるだけなのに。
まあ、いくら勝手アプリが作れたところで、テレビだけがアプリキャストのコンテンツを使うことができるプラットフォームだとすればコンテンツは揃わないんじゃないかと思います。なので、もしソニーが本気だったらPS3とかPSPとかVAIOとかもアプリキャストに対応してくる可能性があります。ソニーが本気じゃなければ一発ネタで終わってしまうかもしれません。そんな感じで今後の動きに要注目だと思うわけです。