パナソニック スマートビエラ TH-L23X50
たぶん筆頭はこれ。今年のモデルで23インチフルHDが出なかったので、もうこの機会を逃すとIPS23インチフルHDの液晶テレビは買えないかもしれないと思い買いました。このテレビの液晶は実に素晴らしく視野角は広いし残像も極めて少ないです。こんなに残像のないIPS液晶を見るのは初めてのような気がします。1フレームごとに点滅表示されるスプライトの点滅してる様子がはっきり見えるところなどびっくりしました。
HDMI入力に対するYUV滲みさえなければ完全に神機だったと思われるの滲みは本当に残念です。今年のパナソニックのテレビは滲みがないモードが追加されているということですが前述したようにL23X50の後継機は出ませんでした。
Xperia SX SO-05D
次はこれ。ソニーのスマホはコンパクトなラインも継続という話だったので期待していたんだけどSO-02Fは横幅65mmという残念なスペックだったので泣く泣く白ロムを購入したわけです。電池残量表示がいまいち信用ならないのが悩みどころだけどだんだん慣れてきたのでそれなりに楽しく使えてます。Rootも取れるみたいなのでGalaxy Nexusの出番は激減しました。というかGalaxy Nexusは特殊なROMを焼いて遊ぶとき以外は不要って感じに完全になってしまっています。
しかし確かにRayと比べて電池は持たないしデザインはRayのほうがいい感じなんだよね。RayのスペックがRAM512KB/NAND1GBではなくRAM1GB/NAND2GBだったらあと1年間くらいRayを使い続けていただろうになあ。
スマートフォン全体を見ると去年12月から今年1月にかけてフルHDのモデルが大量に発表されたが、特にフルHDのメリットを生かせるアプリはあまりなかったのではないかと思います。僕はスマホは4インチ1280x720あたりがちょうどいいのではないかと思っているのだけど(そして僕は3.5インチでそれくらいの解像度がいいな)、時代は5.2インチフルHDのようでどうも納得いかないです。
Lenovo Miix2 8
軽くて小さくて、ちゃんとウインドウでいろいろできるマシンがほしかったところに、現行のWindowsマシンでは最軽量で、かつBayTrailによって普通に使えるパフォーマンスを出すとなればもう買わない理由はなかったのです。あまりまだちゃんと使えていないけど、とりあえず標準のWindowsが動いてソフトウェア入れ放題、さらにMicrosoft Officeもついているとなればそりゃなんでもできるだろうと。なんにせよmicroUSBで充電できるようなマシンでストレスなくWindowsが使えるのは素晴らしいことだと思いました。
去年はNexus7を買ってUbuntu Desktopを入れて運用できるかと思ったけど、Nexus7は非力であり、しかもUbuntu Desktopは開発終了してしまっています。Vaio Pro 11もよさげだったがなんだかんだ言って大きいのはネックです。このMiix2をはじめとする今年のBayTrailタブレットは良いとは思うんだけど、Windowsはタブレットとしてはやはり使いづらく、mBook SEのようなフォームファクタのほうがいいのにとは思うものの、時代の流れとしてはしょうがないのだろうなあ。
URoad-Aero
WiMAXのルータ。薄くて(8.4mm)軽くて(74g)バッテリーが持つ(最大12時間とか)。出張にもっていって朝の新幹線で使ったあと、スリープに入れるのを忘れていて昼過ぎくらいにOFFにしてもぜんぜん問題なく帰りの新幹線で使えるというのは実にありがたいです。2年前に重さ113gで3.5時間駆動のURoad-7000を使ってて、それでもそこそこ満足してたんだけど、それに対するこの性能向上っぷりには本当に驚かされました。どういう技術革新があって動作時間が3倍も伸びたのかわかんないんだけど。
その他
そこそこ良かったものを挙げます
- Lumix DMC-GX1X
33800円くらいで買いました。今となってはちょっと古い感じかなと。RX100を持ってさえいなければたぶんめちゃくちゃ使っただろうに。標準のキットレンズでは正直RX100と比べてのメリットはでかくて重いけど安い、みたいな感じになって微妙である。やはり明るい単焦点を買わないとダメかな。でも高いんだよなあ。
- iPod touch(2012)
円安値上げが来る直前に買いました。touch(2010)で遅くてやってられないアプリを普通に遊べるようになったしiOS7も試せたし良かったです。
- ファイティングスティックmini3
遅延があるとかレバーが重いとかボタンが安物で固いとかいろいろ文句言われていますが、この値段(2900円くらい?)ではしょうがないかな。いまぜんぜんちゃんと使えていないRaspberry PiのGPIOにこいつのスイッチを直接つなぐという荒業でゲームマシン化するというネタがあり、そうするとスティック側の遅延はハードウェア的になくなるのであとは遅延がないようにソフトを組めばなんとかなるのだ。
今年買ったもののほとんどが去年以前に発売されていたものであり、しかもL32X50やSO-05Dに至っては「今後これよりましなものは出ないかもしれないから買っとく」という実に後ろ向きな感じで、今年発売のものはURoad-AeroとMiix2だけである。どちらも素晴らしいものだと思うがWiMAXは残念ながら消えゆく運命だろうからこれもまた何やらさみしい感じであって、だとすると結局今年はBayTrailのWindowsマシンをずっとずっと楽しみにしてて、ちゃんと発売されてちゃんと買った、というところに集約されるのでしょうか。なんだかなあという気も一瞬しましたが、「BayTrailは2010年代のBaniasだ」と言われるほどのものなのだから当然かもしれません。次のCherryTrail(Airmont)でMacBook Airに採用されたりなんかすると一般の人たちにもそのすごさが伝わったりするのかなと思いました。