iPhone 15 Proのチタンの宣伝が微妙

iPhone15 Pro、軽くていいよねとは思う。でもそもそもiPhone 14 Proが重すぎただけじゃねーかとも思う。ステンレスからチタンにしたので軽くなりましたというのはわかる。でもそもそも採用する必要なかったステンレスを勝手に採用して無駄に重くしといて、それを3年後のモデルで取り外して「めちゃくちゃ軽くなりました!」ってのはさすがに詐欺みたいなもんじゃないですかね。それで売れるからすごいんだが。

 

 

チタンというとどうしてもPowerBook G4がチタン筐体を採用したときのことを思い出してしまう。あのときAppleは、チタンはアルミニウムよりも軽いと言っていた。アルミとチタンが同じ厚さなら比重の軽いアルミのほうが筐体は軽くなるのだが、チタンのほう強度があり薄くできるからだ。

でも2年後のPowerBook G4 17inch/12inchで採用された素材はチタンではなくアルミだった。そして特に17inchは薄いことを売りにしていた。ポータブルデバイスの筐体の素材としてはチタンが最高なのではなくアルミやマグネシウムのほうが上であると僕は理解している。iPhone Proの筐体も2年後にはアルミになっていてもおかしくない。そのとききっとAppleは、「アルミを採用したことによってこんなに薄くなりました」みたいな宣伝をしてくれると僕は期待している。

 

 

iPhone Pro / Pro maxのカメラは魅力的だとは思う。12万円のカメラとして売っていたらちょっと買うかどうか悩んだのではないかと思う。でもそれに巨大な液晶がついていてもちはこびにくいのと、電池が交換できず寿命が短かいところ、カメラとしては致命的な欠点だと思う。ソニーのRX100 Vが発売されてからもう7年が経つが、まだ現役で使っても全然変じゃない。でもiPhone 15 Pro Maxを7年後にカメラとして使えるだろうか? ちょっと厳しい気がする。勿体無いと思う。