GPD microPCのファンを復活させた

以前ファンが壊れて(というかファンのコネクタがマザーボードからもげて回らなくなってしまって)以来ファンレス運用を強いられていたGPD microPCだが、Windows 11 insider previewを入れるとめちゃくちゃ重くてどうしようかと思っていた。ファン壊れたときの顛末は下記。

GPD microPCのファンが壊れてピンチ - naoya2kの日記

 

重いのが、ファンが動かないせいなのか、Windows11が根本的に遅すぎるだけなのかわからないまま何度かpreviewのアップデートを行いつつ、どうにかならないかなといろいろ探っていたのだが、テスターでいろいろなところの電圧を測っていたところ、コネクタのそばにある二つの少しおおきめの丸いランドが、ファンのコネクタと同じ働きをしてくれることを発見した。

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これは健全なGPD microPCの基板。橙色で囲ったところのランドがファンのコネクタと同じっぽい

ファンのスイッチをautoにすると5Vが流れて、offにすると0Vになり、スリープになっても0Vになる。ここにファンの赤と黒のリード線を直接接続するようにはんだ付けしたらファンが動くようになった。

 

ところでヒンジはあのあと何度直しても、ヒンジの硬さを保ったままでは壊れてくる状況になってしまったので、ヒンジの硬さをなんとか維持するのはあきらめてグラグラな状態で我慢することにしている。Jasper Lakeでいい機種が出てこないかと期待していたのだけど、Cerence N5100を搭載したコンパクトなノートPCなど全く立ち上がってこないし、こんな状況ではUMPC的なものにN5100が降りてくるのは当分先になるだろう。そもそもWindows11のシステム要件に9インチ以上の画面という条件があるために小さいマシンを作れないのかもしれない。

個人的に軽くてキーボードがまともな配列だったら別に10インチでも構わないんだけどな。