GPD microPCのファンが壊れてピンチ

GPD microPCのヒンジが壊れたので分解して修理しようとしていたらファンのマザーボード側のコネクタがもげてしまい、ランドもなくなってしまっているので半田付けで復活させることもできないという状況になった。ファンは回らなくなった。

 

 

microPCはファンが回らないとCPUの放熱が殆どなされない状況になるのですぐにCPU温度が100℃に到達してサーマルスロットリングが起きてめちゃくちゃ速度が遅くなってしまう。どれくらい遅くなるかというと体感でMMX Pentium 200MHzくらいの速度になったりする。YouTubeの動画を見ていると1秒再生されて10秒止まるというのが繰り返されるみたいな状況になる。これでは使えないので、マザーボードの別のところからファンに電力を供給する案とか、外部にUSBで回るファンをつけて回避する策とか、パッシブヒートシンクを拡充する案とかを検討する必要が出てきた。1番目の別のところから電力を供給する案は自分の技術力からすると難しそうな気がした。外部ファンは、スマホ用のファンに安いモノがないか物色していたのだが、安いものはでかいのしかなくて、上等そうなものはスマホのガチゲーマーが使うのでそれなりの値段がする上に、高いものを買ったとしてもやっぱり納得のいくサイズの小ささは望めなさそうだった。

 

 

とりあえずヒートシンクの上にサーマルパッド的なやつを張り付けて熱の拡散を狙うことにしたがmicroPCは樹脂筐体なので気休め程度にしかならないのだった。ThrottleStopというソフトでTurboBoostを無効にし、さらにPL1=5W/PL2=7Wみたいな超省電力設定にしてみたところ、なんとなくマシになったような気がする。これでしばらく使ってみる。

 

 

GPD microPCのヒンジは構造的に壊れやすい。https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1311048.html で発表された新型は、初代からほとんどスペックが変わっていないので買い替えたいと思えるような内容ではない。Jasper Lakeのマシンが出てきたらまた考えることにしたい(でもこれ、Bay Trailのタブレットを買ったあと、次Cherry Trailのやつを買いたいなーと思って待ってたのになかなか出てこなくてそうこうする内に買い時を逃してしまった2015~2016年頃の雰囲気と似た感じがしてあまり良くない)。