GPD Pocketが来た

IndieGOGOで出資していたGPD Pocketがようやく届いたのでちょっとずつセットアップしているがまだ途中である。
とりあえず回復ドライブ作って、CygwinEmacsとかを入れて、キーボードの最低限の設定(CapsをCtrlに)だけを行って使いはじめた。

  • たぶん普通の人にはすげーちいさくてびっくりのマシンなんだろうけど僕らにとっては特に驚くこともない普通のサイズである。
  • 予想通り480gという重さが気軽に持ち運ぶのにちょっと厳しい感じである。特にLinuxザウルスSL-C760(250g)あたりと比べるとずいぶん大きく重いマシンだなという感じがする
  • GPD Pocketの特徴であるキーボードなんだけど、キーストロークが深く、キーピッチもメインの部分については大きく確保されていて一見打ちやすそうに見える。しかし実際に使ってみるとキータッチがいまいちで微妙に使いづらい。個体差があるかもしれないし慣れの問題はあると思うけど、慣れるまではちゃんと押せていなくて取りこぼしが発生しまくりでストレスがたまるだろう。
  • トラックポイント的なポインティングデバイスだが、これは比較的期待通りの働きをしてくれていると思う。問題はボタンで、このボタンのスイッチもキーと同じなので、押したつもりが押せていないという現象がたまに発生する。
  • PCとしての性能はどうか、という話だが、まだよくわからない。Z3735Fのタブレットとかと比べると快適だけど、たまに「やっぱり遅いかなあ…ATOMでは厳しいのかなあ」みたいに思ってしまうケースがある。でも最近ノートPCはMacBook airATOMマシンしか使っていないのでこの微妙な遅さがWindows10のせいなのかATOMのせいなのかよくわからない。
  • いろいろ不満はあるけどキーボードと一体型で小さいのはやはり持ち運びやすいし、USBのAコネクタがあるのはやっぱりいろいろ便利で、万能感がある。
  • 現時点ではポータブル機としてはバランス取れてるしこの機械が最善の選択となる人も多いとは思うのだが、こういうの作ろうと思えば2013年末のBay Trailタブレットができた時点で実現できていたはずのもので、これが出てくるまでの3年半はいったい何だったのかと微妙に納得できない気分になる。