PandaBoardが来たので遊んでいる

1月後半くらいに注文していたPandaBoardがようやく届いた。今回はAndroid入れる人が多数だと思うけど僕は迷わずUbuntuなんである。


BeagleBoardとの違い。

  • 高解像度表示ができる(1680x1050のディスプレイにつないだら普通にDbyDで表示されたのでびっくりした。多分1920x1080くらいまでOKなのだろう)
  • CPUはOMAP4になったのでCortexA9デュアルになった。
  • RAMが1GB(でもMarverickだと460MB+256MBまでしか使えないとかちょっとよくわからない状況みたいだ。それでもBeagleBoardと比べるとすごいパワーアップだ)
  • オンボードでいっぱいついている(シリアル・有線LAN・無線LAN・BT。BeagleBoardではシリアルのつなぎかたがわからない人がたくさんいたりしたのかな?「これでは良くない」と思われたのだろうか)
  • ボードがでかい(これは残念だ…特にLANコネクタとオーディオコネクタの高さが残念なように思える)
  • 消費電力がでかく、以前よりもさらにACアダプタを選ぶようになった(以前はUSB端子からの500mAの給電でも動いてたけど今回はむりそう)


USBポートからの給電ではまったく動かず、BeagleBoardで使っていた5V1AのACアダプタからの給電では途中まで起動するものの起動しきるまでにハングアップする。もしくはDVI出力をすると確実にハングアップする、という状況だったので、iPad充電用の2A出力のACアダプタを買ってつないだらようやくまともに動いた。


買ったのはエレコムのAVA-PA10ACUWHという充電器だ。他のものでも良いかもしれない。たとえばコネクタさえ作れるのならPSP用ACアダプタPSP-100を使うのもアリじゃないかなと思う。


そんなわけでUbuntuを入れてみて使ってみたけどストレージ以外はかなり普通のマシンとして使える速度が出ている感じ。



姫野ベンチをとってみたがこんな感じだった。

Loop executed for 265 times
Gosa : 1.469274e-03
MFLOPS measured : 79.560621 cpu : 54.850495
Score based on Pentium III 600MHz : 0.970251

P3-600MHzと同等の速度。キャッシュなどが小さくてもいいベンチマークだからなんだろうなあと思う。ただデュアルコアなこともあって体感上はP3-800MHzくらいの古いノートPCと同じくらいの快適さを出せるかもしれない。iPad2のCPUはこれと同じくらいの速度のはずだし、iPhone5にも同じのが乗るんだよなあ。すごい時代になったものだ。


ところで上の方で無線LANとBTが載ってると書いた。アンテナ線は付属しておらず無線LANチップっぽいLSIのそばにコネクタだけがある状態なので、アンテナを自分で調達する必要がある。しかしアンテナを調達するのは憚られる。明らかに技適を通っていないので。安全に無線LANを使うためにはWL2171のドライバはインストールせずにUSBの無線LANアダプタを使うべきだろうと思う。