iPhone5は、液晶側から部品をはずして分解できる構造になっていた。一方でこれまでのほぼ全てのスマートフォンは裏側から分解していく必要がある。
スマートフォンで一番壊れやすいのは液晶パネルで、それが一番簡単に交換できるような構造になっているのだ。そして液晶を外した次に現れるのはホームボタンとバッテリーで、それはこれまでのiPhoneでは液晶のつぎに交換頻度の高いパーツだった。修理がとても楽になった。
実際ディスプレイ部品を交換するステップがiFixitのページで説明されているが、ディスプレイを外すのに
- 底面のネジをはずす
- 吸盤でディスプレイをひっぱる
- 内部のネジをはずす
の3ステップしか必要ないことがわかる。そしてディスプレイを外したらすぐにホームボタンにアクセスできる。iPhone4Sのディスプレイを外すのに30ステップもかかり、さらにそこからホームボタンにアクセスしないといけなかったことを考えると圧倒的な違いだ。
When we started our teardown of the iPhone 5 last week, we expected more of the same trend. But Apple surprised us. Once you get past the anti-customer proprietary screws guarding the entrance, the iPhone 5 is easy to open and easy to repair.
このiFixitのブログ記事によれば、iPhone4Sのディスプレイを交換するには45分かかるけど、iPhone5は5分でできるという話だ。iPhone5でいろいろ4Sから変わったという話だけど、将来ほかのスマートフォンがiPhone5を真似てくるとおもわれるのはおそらくこの部分だろうなと思った。つまりこれがiPhone5のなかで一番「将来にある普通のもの」になる部分なんじゃないかな。