子供の頃に井戸に落ちたことがある

小学校の天窓から子供が転落死した事件に関するhttp://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20080620/p1のエントリを読んで思い出した。


小学3年生のときに祖父の墓参りに行った寺で井戸に落ちた。
井戸はちょうど通り道になるルートの近くにあって、柵もなにもなくて上に木の板で蓋がされていただけだった(と思う)。あまり覚えてないがそんな感じで、僕はそこが井戸であることにまったく気づいてなかった。蓋の上を走り抜けようとしたのかなんなのかわからないんだけどとりあえず木の板が割れて井戸に落ちた。


井戸は8mくらいの深さがあって、水がたまってなかったんだけど、途中で前歯が引っかかって折れたりいろいろしたせいで底に落ちてもケガしなかった。前歯はひどいことになったけど。今から考えてもあれは怖い出来事で、もし下まで自由落下してたらどれだけ怪我してたかわからないし、水が溜まってたらどうなっていたのかもいろいろ考えると怖い。でもまあ歯が折れたくらいでたいしたことなく済んでしまったせいで、僕は助けられてその後はその井戸の手前に立て看板が立つことになったとかなんだかだったけど、今だったらもっとオオゴトになってたんだろうかね。


木の板が腐っていたという話だった。でもそもそも井戸だなんてわかってたら踏まなかったと思う。道の端がちょっと盛り上がってて、そこにある木の板が井戸の蓋だなんてわかるもんか。あれなら板でかくされてなかったほうがまだマシだ*1


個人的にはあの天窓のデザインはなんとかならなかったものかと思う。あれはもっと無骨なデザインで危険だということがわかるようになっているべき。
でも難しいかな…。昔はガラスだったり透明だったりしたら危ないという感じだったけど最近は普通にガラスの上を歩かせるような建物がたくさんあるので、昔よりも危険かどうかを察知するのが極端に難しくなっていると思う。

*1:井戸に落ちないために蓋があるんだとすれば、あのときのあの蓋はまったくその目的を達していなかった。今回の強化プラスチックの蓋が何の目的でつけられているものなのかは不勉強ながらわからないけど、もしあの蓋がガラスに直接人を乗せないようにする目的でつけてあったのなら、子供が乗りたがるようなデザインになっていて、かつ子供が乗ったら割れてしまった時点で設計ミスと言われても仕方がないと思う