いろいろ基調講演で発表されたものはあるけど個人的にはPentiumMacよりも
iWebが一番嬉しかった。
テンプレートへのドラッグ&ドロップでBlogやポッドキャスティング付きのサイトを容易に制作できる
こんな限定された用途のためにクライアントアプリケーションをつくるなんて
いまどきWindowsではなかなかありえない。
こんな程度であればWebだけで完結できるはずであり、しかも、そうしないとユーザは使ってくれない。
「Joel on Software」には、こんなくだりがあった。
私の知っている普通の人たちのほとんどは、Webベースのe-mailで完全に満足しており、
私がいくら彼らにリッチクライアントの方がいかに、なんていうか、リッチかと説明しても無駄なくらいだ。
要するに、説明しても無駄だったら使ってもらうしかないんだが、
かといってWindowsでこういうアプリを作ってくれる人は大抵センスがいまいちで
テンプレートがダサかったり、UIがWebアプリとあんまり変わらなかったり、
保存するディレクトリとファイル名を毎回考えたりしないといけなかったりする。
そして大抵、
「こんな苦労してこの出来映えでしかないなら楽天広場のほうがマシだ」
みたいなことになってしまうのだ。
iPhotoはよかった。USBポートにデジカメをつなぐだけでイメージがHDDに吸い取られ、
その後ワンクリックでスライドショーができなんてのは、
現時点でのWebアプリでは到底無理な話だ。
iWebもきっとAJaxやFlashなんかではできない素敵なUIとか素敵な機能があるんだろうと思う。