Pixel4aのmaze artifactがすごい

デジカメでは画像処理によって現実ではない模様が写ってしまうことがあるのだけどPixel4aはちょうど1ピクセルからそれ未満の幅に縦縞や横縞を写したときに迷路状の模様が出るのが顕著である。そして僕はこの興味深い現象がわりと好きだ。

 

2021年に買った直後になにげなく撮ったマンションの壁面を2倍拡大したのが下記である。もちろんこんな模様のマンションではないのにこのような模様が出る。

 

カメラレビューの記事などではMaze Artifactとときどき書かれていることを知っていたがググってもあまり見つからないので、一般的には別の名前で呼ばれているのかなと思う。

 

過去にパナソニックマイクロフォーサーズでこの問題が上げつらわれていたのを見つけたりしたけど、それはコントラストを強調したら目立つよねレベルのものだった。自分はここまで激しいのはあまり見たことがなかったけど、最近のスマホでは普通なのかもしれない。

わりとキモい感じではあるので、世間で話題になってしまうとカメラのソフトウェアがバージョンアップされていつのまにか解決してしまうかもしれない。だとするとこのアーティファクトを楽しめるのは今だけなのかもしれない。

 

去年の12月に撮ったこのフェンスの写真もこんな感じなのだった。

 

後者のフェンスの画像なんかだとはこの一枚の画像でも手前側からの推測で「どうせここは縦に柵があるだけだろ」みたいな補正ができるかもしれないけど、最初のマンションの壁面はどうしようもない気がする。「こんなキモい壁面のマンションなんてあるわけがない」として塗り潰してしまうのは道具として正しくない態度だと思う。

 

 

中国メーカーのスマホの「月を認識してAIで画像処理する」は、「それやっちゃうのはやばいだろ」と思ってたら本当に月食時にダメだったのだ。下記のTogetterでニュートラルやポジティブな反応をしている人は最初に問題点として指摘していた人の内容を理解していないからそういう反応になっているだけだし…。

【真偽不明】月食写真でわかる?一部のスマホの「月撮影モード」では素材合成っぽい処理をしてるものがあるらしい - Togetter