iPhone SEのロジックボードが故障していた件

12月の頭に電池交換に出していたiPhone SEなんだけど、年末まで音沙汰がなかったので電話で確認したら「大変混みあっているのでまだ修理開始できていません」とのことだった。年が明けて1月5日にAppleのサイトで「修理状況の確認」のページに行ってみたところ、なんだかよくわからないけど電池交換前に動作確認をしたところ、ロジックボードに不具合があって電池交換できない。ロジックボードの交換が必要で3万2千円くらい払うか、それとも何もせずに返却してもらうかどちらかを選べ、というステータスになっていた。

 

 

一度も落としたりすることなく丁寧に使ってきたつもりだったのでこんなことになってしまいとても悲しい。ほぼ1か月間かかってその間iPhoneが使えなかったのにこの仕打ちってのも。

 

 

ロジックボード交換とバッテリー交換を合わせると3万5千円を超える。いくらなんでも2年前に5万円ちょっとで買った商品の修理に3万5千円を払うか? といわれると割と微妙なところである。外装に全く傷はついていないとはいえ、写真を撮りまくったこともあってCMOSは割と痛んでいると思うので、3万5千円を出しても新品同様にはならないのだ。

 

ロジックボード不良でバッテリードレインが起こるケースってあるのかなと思って調べたところ、「U2チップを交換した」みたいな話がいくつか出てきた。交換の動画もあった。

Iphone battery drain solution . A quick tristar IC replacement. - YouTube

この動画の説明文には

This chip named "tristar" known also as U2 often fails due to low quality chargers / car chargers or bad cables. This failure can cause no charging/fake charging, inability of the device to charge a full-drained battery, no detect on itunes, battery drain, high temperature even a completely dead phone.

 と書かれていて、ああなるほどと思った。

  • tristarという名前の(U2としても知られる)ICが、しょぼい充電器やケーブルを使うと壊れる
  • 壊れたら、充電できなくなる/充電していないのにしているように勘違いしてしまう
  • 後者の場合、スタンバイでもバッテリーをどんどん消費してしまう

じゃあそのICを交換したら直るのか? と思って動画を見たんだけど、ヒートガン使ってBGAのICを交換しているのを見てすぐに「これ無理じゃん」。次の動画でも難しさが分かりやすい。まともな工具と作業場所と経験があっても失敗しそうな作業で、素人が片手間にできるようなものではなかった。

iphone 6s not turning on (U2 replacement) - YouTube

 

 

なんとなく去年の夏に海外に行って帰ってきてからおかしくなったような感じなので、あまり確かではないけど、欧州220Vの国で純正じゃないACアダプタを使って充電したことで故障の引き金を引いてしまったのかなと思った。

(ACアダプタは100~220V対応のもので、日本でずっと使っていたものだったけど100Vでは問題なく動いていて220Vのときにちょっとまずい動作をするようなものだったという推測)