今年の4月に東芝が社員に自社株購入を呼びかけていた件

GW前にこんなニュースがあった。

 経営再建中の東芝が、東京証券取引所による「監理銘柄」の指定で上場廃止の恐れが指摘される中、社員向けに自社株購入を呼び掛けていたことが21日、分かった。自社株を保有する社員の多くは、系列の米原発会社の経営破綻などを背景に株価低下で含み損が出ており「会社のモラルを疑う」と反発している。

https://this.kiji.is/228040374018065911

この自社株購入の呼びかけ自体は例年やっていることが踏襲されただけだと思うので、まあ敢えて今回だけ呼びかけたわけじゃないしそんなに怒ることじゃないんじゃないの? とも思ったんだけど。
ところで、このとき僕はこういうブックマークコメントを残していた。

大抵の持株会は毎月一定額を出資し月末の時価で買い付けるドルコスト平均法である。株価が安いときに口数を減らすのはドルコスト平均法の数少ないメリットを潰す行為。有能な社員ほどこの局面で出資を増やす。

http://b.hatena.ne.jp/entry/332953222/comment/naoya2k

正直当時の状況まで株価が下がってたら、そして上場廃止になるリスクがあるほどであれば、入社した時点でもうかなり残念な状態なのでもうヤケになって自社株買って心中してもいいんじゃないの? って思ってた。


そしてその後株価がどうなったかというとそこそこ順調に上がっているのであり、当時自社株を大量購入した人は今後含み益が楽しみな状況になっているはずだ。

あのタイミングで自社株を購入するかどうかはまあ難しいところだが含み損が出ている状態で購入をやめちゃった社員達が居たのであればちょっとセンスないんじゃないかなあとも思う。もちろんリストラされて退社のタイミングで自社株を強制決済されてしまい売るタイミングを狙えなくなるかもしれないというリスクはあったはずなので微妙なところではあるのだが。


ところで、トップコメが

rti7743 原発等で大損させた旧経営陣に私財投げ打って買い支えてもらえばいいんでね。

だったんだけど、もしこのときに私財投げ打って買い支えてたら今頃ウハウハだよね。