Android端末のCPU制御のこと続き

土曜日で書いたAndroidスクフェスの挙動に対して「勝手に省電力モードに入ってしまい」というような意訳のブコメがついていたんだけど、自分の中では省電力モードとかいうイメージでは全然なかったのでちょっと違和感があった。もう今時のコンピュータではMAXよりも下のCPUクロックで動くのが平常運転であり特別なモードではない。車に例えれば6速ATでずっと2速で坂を上ろうとしていたのに突然平地になって4速に上がってしまい次に来た上り坂でガタガタしちゃった、みたいな感じ。そのときの4速は燃料カットのような一般に想像される省エネモードとはちょっと違う。


なにやらよくわからないがモバイル向けWebページはどんどん重くなっているしアプリ起動時などにはやはりCPUパワーが必要になるので瞬間最大CPUパワーは上げていかざるを得ない。一方で延々と処理をしつづけるWebページや無駄に3Dアニメーションが動いている非リアルタイムなゲームなどでそんな最大CPUパワーを使うと電池の無駄なのでCPUパワーを下げなければいけない。このへんをアプリからの情報なくしてOSが判断するのは非常に困難である。同じスクフェスの中でも練習や特別練習の相手を考えているような場合には電力消費少なくしておいてほしいし、シーン切り替え時やライブ中は十分なCPUパワーが供給されるようにしてほしい。結局のところそんな判別は無理なのでOSに「このアプリ、あるいはこのActivityが画面に出ているときは高速に動いてくれ」みたいなリストを持たせる方法となり、結果的にそれがベンチマークブースターだとか言われて批判の対象になったりしていた(本当に最近の状況はよく知らない)。


ASUS端末のGame GenieとかSamsung端末のGeme Toolsなどはそういう部分の設定ができるものなのかと思っていたのだがどうもそうでもなさそうでちょっと残念。