Galaxy Note 7の発火原因については、早く解明してほしいなあ

Galaxy Note 7発火事故が相次いでいて、とりあえず生産中止&全回収となってしまったわけだけど、他のメーカーにとっても他人事ではない話だし原因が何なのか気になっている。
(もう僕は携帯端末関連の仕事から少し距離ができてしまっているので、気になるといっても所詮「初代ストIIはなぜガイルにだけあんなにバグが多かったのか」くらいの気になり具合なのではあるが)


なんにせよ当初は電池が原因だと発表されたけど、電池を別メーカのものに変えてもやっぱり発生(というかむしろ以前よりも多数発生しているのではないかとすら思える)、という状況で、真原因は電池ではなかったという話が出てきている。


充電制御の問題ではないかという推測が多数派のようになってきているが、そういうものなのかなあ。昔から非常に簡素な作りの危険そうな充電器(https://www.amazon.co.jp/dp/B0036CY67W みたいなやつ)も出回っていたが発火したりなどということは殆ど聞いたことがない。日本ではマイナーだったかもしれないがそこそこの数出回っていたし、中国では超メジャー商品だったという話も聞いているので、それで発火するようならもっと危険性が喧伝されていてもおかしくないはずだと思う。急速充電のために大電流を流して劣化させてしまったという説は否定できないが、それでも

  • 大電流を流したことが直接の原因になって発火した → 充電していないときにも発火したというやつは違う要因なんですかね…
  • 大電流を流して充電したことで電池の劣化が早まり → そうは言っても交換後そう時間が経ってない段階での発火だし…


というような話で、劣化云々を理由にするなら事例をある程度パターン化して、大抵がそれで説明がつくのかを確認しないと怖くないですかね? というような感じ。


個人的には電池のすぐとなりに配置されているSoCとDRAMのPOP(https://www.ifixit.com/Teardown/Samsung+Galaxy+Note7+Teardown/66389 のStep10の赤枠のやつ)もそれなりに怪しいような気がしている。あいつらが異常発熱しても電池は大丈夫なのだろうか?
電池を左右どちらかに寄せて、電池の横にSoCやNANDを配置するレイアウトをメジャーにしたはiPhone4だけど、Galaxyは2013年のS4まではそのレイアウトではなく、2014年のS5やNote4あたりから今のレイアウトになった。従来の、幅の広い電池を使って、その上側にメインSoCを載せるレイアウトとくらべて、最近流行りのこのレイアウトにどれだけの合理性があるのかよくわからないが、Galaxy Noteの場合は液晶側から見た右端にS Penを格納するスペースが入るので窮屈なレイアウトとなっているのも気になる。
Galaxy Note 7にはSoCにSnapDragonを搭載したものと、Exynosを搭載したものの2種類がある。どちらかに偏って事故が発生していたりしないのかとも思うが、そんな事実があればもう発表されててもおかしくないと思う。もし原因がDRAMにあったり、Samsungの14LPPプロセスにあったりなどということになれば、Note7にとどまらない大事になるので、そうではないことを祈りたい。