WiiUのこと

任天堂が業績予想を下方修正してWiiUがそれほど売れていないということが世間一般に認知されはじめた。PS4の好調さはあまりまだ僕の職場の周囲の人には実感されていないように思える。


直接関係なく納得行かないのはWiiは破壊的イノベーションだったのでよかったのだみたいなことを言っていた人たちがいまだに「非連続な変化が必要だ」と主張していて、今回あくまでも連続的な変化を上手に行ったPS4が非連続な変化を狙ったWiiに勝利しつつあるということに関して完全に目をつぶっている感じに見えることだ。結局奴らは自分たちの主張に便利なネタを拾ってくるだけなのではないかという疑念が一層強くなってしまったりするが。


http://www.eurogamer.net/articles/digitalfoundry-2014-secret-developers-wii-u-the-inside-storyサードパーティの開発者がWiiUのゲーム開発で体験した苦労を吐露していた。どこまで本当かわからないけども、このリンク先によれば結局WiiUの問題はハードウェアの性能(RAMと速度)が足りていないのと、ソフト開発がうまく行かなかったのが主という感じなので、もうちょっとうまくやってればなあと残念な感じだ。ただ僕が思っていたよりもGPU性能には問題がなさそうということなのでうまく使えれば競争力のあるタイトルを作れるんだろうという気がする。今のタイトルがイマイチに見えているのは開発側がまだ慣れていないだけなのだろうと。


今後はどうなるだろうか。普通に考えるとWiiUの在庫が大量にあるのならまずそれをちょっとずつ安売りで捌いていくパターンで、ファーストパーティの経験値が溜まって楽しいソフトである程度は持ちこたえるという流れなんだけど、それでいいのかもしれないとも思う。早期撤退→据置新機種よりも携帯機にリソースを割いて欲しい。3DSの後継機がまた2画面で画面が大きくなる傾向だったりしたら個人的にはちょっとがっかりするかも。