iPhoneアプリデベロッパーがピンチだとか

なので、iPhoneiPod touch買う人が市場にどんどん入ってくるから、それで価格が落ちてる―というのは、あるんですね。でも問題は価格が下げ止まらないこと。世界中のデベロッパーもアプリをじゃんじゃん申請してくるので、日の目を見る保証のあるデベロッパーの数は逆に減ってるんです。製品開発にお金と時間を注ぎこんでる全員が全員、期待通り(当然期待するんだけど!)の利益が回収できるとは限らないんでございますよ。

http://www.gizmodo.jp/2009/10/app_storeiphone.html


iアプリのときと全く同じ構図だったのでだいたい予想された構図で、別に驚くに値しないことなんだが、ただiアプリのときはまだデベロッパーが利益だせてる期間がもっと長かったような気がする。流行ってバブルになってデフレになるまでの速度がこれまでより数倍速いという印象。Appleがうまく舵取りできていればもうちょっとゆっくり、5年から10年かけてコンテンツ価格低下まで持っていけた(そうすればもっと1本のアプリを開発するのに金をかけれたはずなのに)と思うのにこれは非常に残念。

コンテンツの価格はどうやって決まるのか。それはコンテンツプラットホームホルダーと消費者との間での相対取引で決まると考えればいい。いくらの価格だったら、どれぐらいのひとが買ってくるのかを、コンテンツプラットホームホルダーは見定めて、価格を設定する。そうしてそのプラットホーム上でのコンテンツの市場規模が決定される。その市場規模を十分な大きさにするのがプラットホームホルダーの役割であり、参入するコンテンツ屋さんへの最大の責任だ。

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090626/1246030883

少なくとも現時点でのAppleはコンテンツプラットフォームホルダーとしてうまく動けてないような気がするし、今のAppleの動きが下手なせいでiアプリPSPNDSの市場が破壊されて(メシウマ的に)喜ぶ連中は居るかもしれないけど実際得する人はとても少ないと思う。