X68000が邪魔で捨てたいと思っていたがHDDの中身を完全には吸い出してなかったので気がかりだった。そうこうしているうちにSASIのHDD(80MB)は完全にイカれてしまって吸い出せなくなった。これが3年半ほど前のことだ。もう一個あるSCSIのHDDは無事だったが、当時はいい方法が思いつかなかったので、重要なディレクトリをlhaで固めてzmodemを使ってRS232C経由で転送するというのを時間に任せてやった。
しかし他にもデータが入っているせいでHDDを捨てるまでには至ってなかった。
しかし木曜日の晩にとしこサンがPCMCIAのSCSIカードとUbuntuで古いSCSI HDDの中身を吸出しているのを見て、僕もそのSCSIカードを借りて吸い出すだけ吸い出してHDD捨てようという気になった。
で調べたところ、http://nucleus.mochy.com/item/273に情報があり、吸い出しただけのイメージをXM6というX68000エミュレータで使うことができるという素敵なことが判明。
Ubuntuがインストールされたマシンがちょうどあったのでそれで吸出し作業を実施した。こんな感じで。
sudo dd if=/dev/sdb of=X68.img
しかし、途中で「input/output error」が出てとまってしまった。不良セクタなんだろう。
書き出されたファイルサイズが132448256bytesだったので、次のようにしてそこの部分から読み出すようにしてみた。
sudo dd bs=1024 skip=129344 if=/dev/sdb of=X68-2.img
速攻でエラーが出てファイルサイズは0bytes。なのでここが壊れているんだろう。skipの値を足していったら4kbytesを足したところで再び読めるようになった
sudo dd bs=1024 skip=129348 if=/dev/sdb of=X68-2.img
そんなことがもう1回あって、まあ要するに途中4kbのブロックが2つ吸い出せなかったのだが、
その部分を0で埋めたようなイメージファイルを作成し、拡張子をhdsにしたところXM6をブートさせることができた。
とりあえず、これでいつでもX68000本体をパソコンファーム(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20090414_125316.html)に送ってしまうことができるようになったってことだ。問題はディスプレイの方だな。Dreamcastを今後も遊ぶかどうかでこのディスプレイの処遇が決まるという感じなんだけど、別にもうCRTでゲームしなくてもいいか、っていう気になってきてるのも事実。