MacBook air(mid 2011) のバッテリーを交換した

d:id:naoya2k:20141014:p1 で注文していたバッテリが届いたので、MacBook airの裏蓋を開けて交換した。
分解の手順はiFixitのページに丁寧に解説されているのでそれを見ればほぼOKであり他に何も書くことはないのだった。
https://www.ifixit.com/Store/Parts/MacBook-Air-11-Inch-Mid-2011-Mid-2012-Battery/IF108-025-1

ドライバー

バッテリーの交換には「P5ペンタローブ」と「T5トルクス」という2つの特殊なドライバーが必要であるので準備しておく必要があった。
T5のほうは最悪なくてもなんとかなるような気がしないでもない(強引にマイナスドライバーでネジを回すことが不可能ではなさそう)が、P5ペンタローブについてはネジ山も浅いので専用ドライバーがないとMacBook airの裏蓋を開けることができず必須だと思う。

ナイロン被覆ネジ

用意していたP5ペンタローブドライバを使ってネジを外してみると、ナイロン被覆ネジだった。
ナイロン被覆ネジはネジのスクリュー部分にナイロン被覆をすることで、締め付けたあとに簡単には緩まないようにしてありモバイル機器の耐久性を高めてくれるものだが、一度はずしてしまうとナイロンが剥がれてしまうので、再度締めたときに元より弱い強度にしかならないという分解したり組み立てたりするのが好きな人にとってはあまり嬉しくない部品である。

ThinkPadの保守マニュアルにはナイロン被覆ネジは一度外してしまったら再利用するなと書いてある。ネジが緩んでくる可能性があることを了承すればまあ再利用してもOKなわけなので、今回は気にしないことにした。


ナイロン被覆がどの程度ネジ穴に残って、どの程度ネジ本体にくっついてくるかが、ネジによって異なるので、ナイロン被覆ネジを使った製品を分解したり組み立てるときには、きっちりネジごとに元々あった場所に戻したほうがよく、同じ種類のネジだからといってテキトーに別の場所にはめたりしないほうがよさそうな気がした。

バッテリ

MacBook airのバッテリは薄型なので見たこともない形状のセルが使われているに違いない、なんて思っていたんだけど、実際に届いた部品を見てみるとそれぞれのセルはスマートフォンとか携帯電話で良く使われる感じの四角いセルだった。3種類のセルを2個ずつ組み合わせて絶妙なサイズのバッテリに仕立て上げているところにこの頃のAppleの製品デザインのスマートさを実感できた。


バッテリ交換前はシステムレポートでバッテリの製造元がSMPと表示されていたが、交換後はDPになっていた。SMPはSMP Technologyのような気がするがDPはどこなのかよくわからないがApple純正でもDPの品はあるようなのであまり気にしないでよいのだろう。


なんにせよ、無事バッテリを換装でき、1時間持たなかったバッテリが3時間以上持つような状態に復活できたのでまたしばらく使えそう。来年には買い換えたくなるマシンが出ているといいなあ。