昔話

16年くらい前に、
MacのマウスはWindowsのマウスと違って、速く動かしたときには移動量を大きく、ゆっくり動かしたときには移動量を小さくする仕組みが入っていて、この細やかなアップルの心遣いが、MacのマウスがWindowsのマウスよりなめらかに動く理由だ」
みたいな言説がまことしやかに語られていた時代があった。


でもそんな仕組みは僕がマウスを最初に知ったPC-9801のマウスですら入っており、だからと言ってPC-9801のマウスが使いやすいわけではなかったし、当然Windowsにも入っていたので、ようするにその話は嘘だった。


実際のところなぜMacのマウスがWindowsのマウスに比べてなめらかだったかというと、多分、当時のMacのマウスは画面のVSyncにあわせて座標を読み出していたので秒間60回の座標読み出しができていたのに対して、WindowsPS/2マウスは標準では秒間40回しか座標を読みだしていなかったからなのだったと思う。


で、僕はずっとWin9xの頃のPS/2マウスの標準は秒20回で、NT系になったらそれが100回になってなめらかになったんだと思っていたんだけど、今調べてみたらWin9xは40回で、WinNTでは80回になったんだということらしかった。でもWinNTのPS/2の初期値は60Hzだみたいに書いてあるページもあってそのへんははっきりしないなと思いました。


これが最近の携帯電話にどう関係するかというと、いや、もうどうでもいいや。