LEDシーリングがもう登場

シャープ、業界初の“オールLED”シーリングライト
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20100819_387973.html


今の段階では高効率な蛍光灯のシーリングライトと比べると発光効率が倍近く違うのであまり消費電力観点ではうれしくないと思った。
具体的には今回発表のDL-C501Dが光束5100lmで消費電力86Wなので発光効率は59.3lm/Wであるが、スパイラルパルックシーリングライトHHJZ1210は7050lmで62Wなので113.7lm/Wなのである。


しかし発光効率で勝てないところを、どうやっても蛍光灯でできなさそうなデザインと調光性でカバーしてるところは素晴らしい…と思ったんだけど、冷静に考えれば発光効率を60lm/W程度まで落としていいならCCFLリングライトでそのデザインや調光性は実現できそうな気がする。技術的には。なぜそういう製品が存在しなかったかというとリング管を量産するほどの需要が見込めなかったからだろうという気がする。つまり今回の商品にも、「LEDだとチップの配置でいろんな形状が作りやすい」というメリットが生かされているということなんだろう。そして今後の発光効率の向上に期待。


僕個人としては今シーリングを買い替えるなら間違いなくスパイラルパルックにするね。今回のLEDシーリングは「均一面発光」と言っておきながらドーナツみたいに光ってるところがイマイチなのと(そこに制御回路とか放熱機構を入れて薄型にしているんだろうけど)、発光効率は我慢できたとしても絶対的な光量に不安を感じる。シャープのニュースリリースには5100lmのDL-C501Dが「〜12畳」って書かれてるけどホントウに大丈夫なのだろうか? 同じくらいの光量の蛍光灯シーリングだとカタログスペックが「4.5〜8畳」で8畳の部屋にはちょっと暗いよなあって感じなんだけど。