dynabook AZ

 東芝の「dynabook AZ」は、ネットブックサイズのPCでありながら、プラットフォームにAndoroidを採用した点が特徴となる製品だ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20100622_375938.html

こっちはちょっといい感じだ。新しい何かを提案しようとしている。
しかしハードウェアのデザインとしてこの液晶の下側の大きな空きスペースはどうよ? と思う。本体を薄くしつつ厚い電池を入れたい、そのためにあの空間を空けるというのはわからなくもないが、正直なところ使用時に机に必要な面積が増えるのでかなりイヤな感じだと思った。それならいっそヒンジを電池の手前に持ってくる、要するに昔のJ3100SSみたいな形のほうがたいていの場面で使いやすい感じになったかもしれないと思う。液晶を倒せる角度に制限が出てくるのがイヤだったのかもしれないけど。
dynabook SS S4が似たデザインを採用していたが、液晶画面が高くてちょっとイヤだなと思ったのを思い出した。


でもなー。個人的にAndroidをわざわざノートPCのフォームファクタで使いたいとはあまり思わないんだよなあ。

本製品が採った、一般的なキーボード+タッチパッドに、独立した機能キーを備えるという手法は、クラムシェル型PCでAndroidを採用する際の1つの解となり得るものではないだろうか。

たしかにそうかもしれないけど、そもそもクラムシェルでAndroidを使うことに疑問を感じてしまう。
これがUbuntuマシンだったら結構いいのかもな…とか思ったりしたが、900gで1024x600の解像度とかってなんかちょっと微妙だなあ。
TEGRA使う→CPU安い→INTELに勝つには安さで勝負するしか→液晶もコモディティなやつを→1024x600で10インチ
という流れなのかもしれないけど、そんな感じに作られた変なマシンをわざわざ欲しいだろうか。ニッチをついてるはずなのにコモディティという不思議な感じのハードウェアだ。いや、正真正銘のARM UbuntuマシンであるNetWalker PC-Z1も電池やキーボードが安物だったので似た感じの微妙さだったんだけど。