高速道路が安くなっても全く報われない(かもしれない)京阪沿線

高速道路が安くなると周辺の一般道が混雑する、というのをこの夏に体験した。
京阪間の国道1号府道13号京橋守口線とか、中国道と併走している中央環状とか、阪神間の国道43号とか。


ロードプライシングとかは当該の高速道路の渋滞状況だけを見てプライシングするのなら簡単にできそうに思えるけど、そうすると「高速道路自体は整備されていてガラガラだけど、そこへのアクセスがいまいち細くてボトルネックになってる」みたいな状況には対応できない。何も考えずに実施してしまうと周辺住民が死ぬ思いをする結果になってしまうと思った。中国道へのアクセスのために中央環状が渋滞しているせいでその周辺の道路まで渋滞してしまうという状況でどこまでうまく料金を決めることができるかは正直疑わしいと思う。


阪神間はそれでも有料が継続される阪神高速がある分だけマシな気がする。一方で京阪間の淀川左岸はもともと高速道路がない地域だし、第二京阪道路ができたとしてもそこまでの道が超渋滞して、高速道路が安くなればなるほど周辺住民は地獄を見ることになるのではないかという気がする。一方で慢性的に渋滞している国道1号沿線(特に国道1号の東側)の住民は第二京阪が完成することによって渋滞がそちら側に移動するので嬉しいかもしれない。