携帯以外の電子音楽配信売上高があまり伸びていないような

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITaj000014032008
ちょっと古いけど個人的には意外だったかもしれないニュースだった。
PCも順調に伸びていると思っていたのがあまり伸びてなかったところが。

 四半期ベースでの売上高で見ると、「シングル・トラック(モバイル)」の伸びが著しい(図2)。「Ringtunes」(「着うた」)を2007年第1四半期に上回り、同第4四半期には「Ringtunes」の2倍近くの約100億円に達した。そのほか、金額としては小さいが、成長率が高いのが「Ringback tunes」。2007年は前年の倍増のペースで伸びた。
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一方、パソコンを使った「インターネット・ダウンロード」は、「アルバム(インターネット)」が伸びているが、「シングル・トラック(インターネット)」と合わせた「インターネット・ダウンロード」全体で見ると対前年同期比10〜20%増程度の伸びである。


2007年第4四半期の売上高だけを見た場合、インターネット(おそらく携帯以外)のアルバム・シングル・サブスクリプション全部合わせてもモバイルのRingback Tunesに負けている。Ringback Tunesっていうのはメロディコールに代表される、「「プルルル」という呼出音の代わりに、人気の楽曲やおもしろボイスを相手に聞いていただくサービス」なので、そんなにメインストリームのサービスではないと思うんだが、それに負けるPC向け配信ってどうなのよ?


PC向け配信の最大手は当然iTunes music storeなんだと思うが以前書いたように携帯向け配信サイトに比べるとクローズドな感じで、そのせいで(携帯向けと比べると)曲のラインナップや鮮度が劣ってる。いや、しかしそもそもなんか雰囲気が違う。携帯向け配信のほうが素早く(多分低コストで)配信できるみたいで、でもダメなデータとかも多い感じだし、でもそれでも許されてて儲かる。そういうところには新しいものが生まれる素地があるんだと思うけど…