3Dとガラパゴス論議

各国スポーツ中継のステレオ化が進んでいるのに日本は遅れているという話。

 それでも、3チャンネルを運営するWOWOWは、総集編を3Dで放映するそうなのだが、ウェブページでは告知されていなかった(少なくとも7月の放映予定はないようだ)。ウィンブルドン選手権が放映されている地域で、3D放送がない主要国は日本だけだという。

 実はこれはロンドン・オリンピックでも同じ。オリンピックの映像はOBS(Olympic Broadcasting Service)が管理し、それを各国のテレビ局に配信している。OBSは今回のオリンピックから3D公式映像を提供するため、3Dのライブ中継ノウハウを集めて運営することになっている。当然、総集編での利用ではなく、生でオリンピックに来れない人たちに中継するためだ(もちろん、劇場向けの映像フィードもある)。

 ところが、日本を除くほとんどの地域(アフリカ、中南米、中東、アジア、東欧など新興国を含む)では3Dでのオリンピック中継が行なわれるものの、日本では予定がない。調べてみたところ、オリンピック終了後にBS民放チャンネルでの総集編が電機メーカーのスポンサードで放映されるのみのようだ。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20120720_547877.html

2009年CEATECから2011年にかけて「3Dに注力してる日本メーカはガラパゴス」とかひたすら批判されてきたことを思い出すとなんだかやりきれない気分になるな。


そういえばBD出てきてしばらく経ってもまだBDなんていらないDVD画質で十分だとか主張してた人たくさんいたと思うけど、今でもDVD画質で満足しているのか、それともネットで1080Pの映像をちゃんと見れてたりするんだろうか。