ぷよぷよDSが回収だってさ。うまい見出しがつけれないけどな

 株式会社セガは、12月14日に発売したニンテンドーDS用パズルゲーム「ぷよぷよ!」に不具合が見つかり、ソフトの無償交換を行なうと発表した。見つかった不具合は、セーブ回数が255回を超えると、その後セーブができなくなるというもの。
 -- http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20061220/puyo.htm

店頭からの回収はもう始まってるだろうから、もう入手は困難なのかな。
何本売れたかはわからないけどそれが結構少数だったりしたらWiFi対戦のマッチングに影響がでてくるのではないかと心配してしまう。そもそも持っている人もセーブできなくなるなってしまったらゲーム自体やらなくなってしまうんじゃないか? そうするとますます対戦相手の確保が…。


様子を見てWiFi対戦で特訓したりしてみようかと思ってたので非常に残念だ。

どうして発売前にわからなかったのでしょうか?先日のX360「カルドセプト」、もっと前のPS2「PSU」、細かい物も合わせるとこの半年間に考えられない頻度で発生しています。各メーカーさんには発売日は死守して頂きたいですが、ゲームスタートと同時に発生する「バグ」付き販売なんて、プロ意識の欠如としか思えません。
 -- http://www.gamesmaya.com/cgi-bin/tencho/message.cgi

難しいところだなあ。
例えばファンタシースターオンラインなんかは2000年11月にオープンβを開始して2000年12月に製品版を発売という、ゲーム以外のジャンルからすれば明らかに無茶なスケジュールだった。オープンβで問題が出てくるのが2週間くらい経ってからと考えると修正して製品を製造して発売までに残り2〜3週間しかないわけで、製造に3日〜1週間くらいはマージンが必要だったとすると、じゃあいつ修正したものをテストしていたのかさっぱりわからない。
攻略本かなにかの開発者インタビューでも「エンディングに回想シーンの画像を表示する部分はマスターアップ1日前に追加した」というような信じられない話が出ていたりしたし。それが本当ならエンディングをいろんなキャラのパターンで流すテストなんて絶対やってない(というよりテストパターンを考えればそんなに気軽にフィーチャーを追加できないはずだ)。
もしそういうスケジュールが業界標準になっているのであれば(実際にはどこかの大手がそのスケジュールを標準だと思っていれば、ほかは追従せざるを得ないような感じになるだろう)、今後もこういうのは続くんじゃないかなぁ。


ただまあそういう(1日前にフィーチャーを追加するような)無茶をやったとしても、まあ大丈夫だろう、と思えるほどソフトウェア・ハードウェアのプラットフォームが信頼できるというのは、日々まったく信頼できないプラットフォームの上でソフトを開発している人間には非常に羨ましいことだ。ゲームメーカ以外がゲーム機のようなコンテンツプラットフォームを作ってよく失敗してるのはこのへんの認識が甘いからせいもあるんじゃないかと思う。