洲本-深日航路の社会実験が始まってた

d:id:naoya2k:20150309:p1 「和歌山と淡路島をつなぐ深日航路は復活できるのだろうか」で否定的なことを書いていた洲本〜深日港の旅客輸送なんだけど、なんとこの6月25日からの3か月間、毎日4往復の定期運航を行って需要調査する社会実験が始まっていた。


http://awaji.tv/www/info/detail.jsp?id=33008 (淡路島TVの記事)

平成29年6月25日から9月下旬までの3か月間で、
1日4往復、合計8便が運航され、
片道の所要時間は、およそ55分となっています。

洲本港の始発は、午前9時40分で、
深日港発の最終便は、午後6時となっています。

乗船定員は68人で、
料金は片道で大人1500円、こども500円、
小学生未満は 無料となっています。


また自転車は、専用のキャリーバックに入れておけば、
無料で持ち込むことができます。

http://www.town.misaki.osaka.jp/umi/doc/pilot_cruise.pdf (岬町のサイトにあるパンフレットPDF)


55分。子供のときの記憶で30分くらいだと思ってたのだけど結構時間かかるんだなあ。あと1500円ってのもちょっと値が張る感じ。高速バスで洲本-三宮が1800円/約90分、洲本-梅田が2350円/約120分ということを考えたら、やっぱり大阪に行くにはバスの方がそれなりによさそうで定期的に使うには厳しいかも、みたいな感じ。
でも自転車持ち込みをアピールしているところなんかは抑えるべきところは抑えているようにも思われ、TravelVisionの記事には「バーベキューが楽しめるプランや洲本温泉に入浴するプランも用意し」とあるのでそのへんが魅力的に映れば需要も喚起できるかもしれない。


ただアピール足りてない感じはある。「深日 洲本 船便」などで検索しても出てくるのはニュースサイトで社会実験を始めるということを伝える記事だけで、実際に乗る人にとって有用な一次情報にアクセスできない。一次情報っぽいやつで一番上に見つかるのが
http://www.town.misaki.osaka.jp/fukeport/port_index.html 「深日航路再生へ向けて」という岬町のページなんだけどここの最後のアップデートが「平成29年2月28日」というのはちょっと残念な感じがした(上にリンクしたオフィシャルっぽいパンフレットPDFにはどうやってたどり着いたのか思い出せないくらいだし、温泉とセットのプランなどもまだ発見でいていない)。


合理的に考えたらいろいろ厳しい感じもするけど、船便はバスと違ってなんだかんだ楽しいので定着すると嬉しいなあと個人的には思う。