iPhone 6s plusに関しては16GB/64GB/128GBの全てが99792円で同じ価格になっている。
総務省は昨年末に発表した「スマートフォンの料金負担の軽減及び端末販売の適正化に関する取組方針」の中で「高額な端末購入補助は、通信料金の高止まりの原因となるとの指摘がある」としているが、通信料金が高いこと以前に、このような一目でおかしいとわかるような事態が放置されていることのほうが問題だしさっさと是正させるべきだ。
今回の取り組み方針で書かれた下記のような内容はこのイビツな状況を正しく鑑みているとは到底思えない。
携帯電話事業者に対し、これまで報告を求めている販売奨励金の総額に加えて、 端末購入を条件に端末購入代金を一括又は分割で補填する割引の総額について定期的に報告することを求めることとし、電気通信事業報告規則を改正する。(パブリックコメントを経て年度内に改正)
携帯電話事業者に対し、利用者に対して通信料金と端末価格の内訳を明確に書面 で説明するよう代理店を指導・監督することを求めることとし、「電気通信事業法 の消費者保護ルールに関するガイドライン」を改正する。(パブリックコメントを経て年度内に改正)
以前から、高額な端末購入補助は通信価格以前に端末価格の高止まりの原因になっており、正しい環境での端末開発の競争が全くできなくなっている。安い端末を選んだ人の負担がちゃんと減るような環境にしてほしい。
