忍びアン子と恋愛資本主義について(おおげさ)

ポップンミュージック12の曲です。

ttp://www.konami.co.jp/am/popn/music12/m_and_c/14/14_nin.html
上記コナミのサイトでほんのわずかに試聴もできるんですけど、
そこの試聴とCDとであまりに印象が違いすぎなんで
試聴を勧めるのもどうかと悩んだんですけど、
まあそういう感じのやつなんです。


狙いすぎな感じなので、イヤな人はイヤだろうけど、
逆にそれが行きすぎて臨界を突破しているような気もするので俺は好きです。


でも冷静に歌詞を聞いてると気になってきたんです。
Aメロ出だしの歌詞が

そうよ 時代劇と違う 今時の忍者の女の子の ハートは
忍法! ワタシヲミテミテの術! で
恋の呪文 あなたにだけ狙い撃ち

とかなんですよ。そして全編恋愛のことばっかり。

忍者って主君の役にたつために忍法を修行するはずなのに、この歌では
折角の忍法を恋愛のことにしか使う気がないような歌詞が
延々と繰り広げられているわけです。


そう、これはまさに今時の恋愛資本主義如実に反映したリアルな歌詞だったのです。


まあそんなの最近だったら普通なんだけど、
昔と違うんだ!今どきの女の子だからなんだ!
みたいなのを敢えて言われちゃってるわけで、無意識でそういう歌詞になったにしても象徴的すぎてすごいよな、と思ったのでした。


そしてそんな恋愛資本主義まみれの女忍者に萌える人が居るってのも、
微妙な事実だと思うのです。いや、しかも萌える理由はわからなくもない。
「アン子萌えはごく一部でしょうし絶対数で見れば少ない」んだけど
アン子に限らず頭の中に恋愛しかないような女の子に萌えている人は多数いると思うのです。
そういう状況を鑑みるに「萌え」が「恋愛資本主義」の対極、ではないんじゃないかなあ…と思いました。


もしかするとそういう恋愛一直線な女の子萌えな人ってのは、
恋愛資本主義にそこそこ順応してる人ってことになるのかな?
そのへんもいまいちよくわかりません。よくわからないことだらけでごめんなさい。