電子ブックねえ…

日本が電子ブック競争で勝てなかった、というか今勝ててない、というかこれまでの電子ブックが日本で成功しなかった理由って、
日本の書籍や雑誌があまりにもイケてすぎて、それに勝てるデバイスやガジェットが出てこなかったから
なのではないかという気もする(いまでも出てきていないんじゃないか?)。


日本のMDプレーヤがイケて過ぎてiPodが出てくるまでMP3が盛り上がらなかったのと似たところがありそう。2000年当時、電池込み80gのMDプレーヤは付属充電池だけで40時間再生を誇っていたが、MP3プレーヤは10時間そこそこしか電池が持たなかった。北米ではCDが安かったからかMDは全く普及していなかったように記憶している。


出版業界の既得権益云々はあるだろうけど、たぶんそれだけが原因ではないということだと思う。
そんな中で戦略として日本の出版を海外プラットフォームに牛耳られるのがイヤなら、海外プラットフォームが好きな人たちに対して団結して一貫したやり方で立ち向かっていく必要があるんだろう。