ソニーのテレビ事業が回復してますよ

ソニーSONY」という本をちょろっと立ち読みして一番印象に残ったのが、
テレビ事業の莫大な赤字がソニーがヤバくなっている最大の要因であり、
他の諸々の事象は誤差みたいなもんだ、ということだった。

1990年後半にソニーが持て囃されたのも、AIBOPS2は実はオマケで、
WEGAが大ヒットしていたからだったのかもしれないとすらそのとき思った。


そして今回の発表では、
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/index.html
2Qに377億円の赤字を出していたテレビ事業が、
3Qは18億円の赤字に回復したとのことだった。


まだ赤字だけど、
月130億の赤字を出していた1Q/2Qに比べれば信じられないくらいの回復であり、
これが為替の影響だけで達成されたのならダメだけど、
もし製品力が強化されて達成されたのだったら
これはちょっと注目していい話なんじゃないか。


ウォークマンAが全然売れてないように見えることなんて
このテレビ事業の浮沈の激しさに比べれば、
ソニー全体にとっては些細なことなんじゃないの?